日本とフランスのあいだ

雪国で生まれ育った親と、南米で育ったちびっこ達の生活記録です。筆者は、お笑いと福袋をこよなく愛す40代です。

雪の朝

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  1月に入って、京都も雪の日が増えてきました。朝晩はけっこう冷え込みますが、管理人さんは「京都の冬は、まだまだこれからですよ。」と笑っていました。雪ん子の私でも、けっこう寒いと感じているのですが、確かに管理人さんはコートも着ずに掃除をしています。さすがです。私はまだまだ修行が足らんのです。

 先週末は、起きたらベランダにも雪が積もっていて、わが家の子供達は大はしゃぎでした。

 私達のマンションには駐車場がないので、近所のコインパーキングにお邪魔して雪だるまを作ったり、小さな雪だるまを家に持ち帰ってどんぶりに入れ、ベランダに置いておきました。十分に満足していましたが、4つのトトロ型雪だるまが鎮座しているお宅もあれば、目玉にアンパンマンのお面を使っているお宅など立派な雪だるま達がたくさん並んでいました。東北ほど積もる様子はありませんが、朝晩の通学、通勤はかなり手強い京都の朝です。

 

運転手さんのつぶやき

 年末に東北の実家に帰省し、大好きな福袋などを買って荷物が増えてしまったので、京都駅から自宅まで贅沢してタクシーで帰ることにしました。

 お願いしたタクシーの運転手さんは、父を見るなり「ハロ〜」と気弱に声をかけてくれましたが、その後ろからひょこっと現れたわたしを見ると「あ〜。よかったよかった。安心した。これでちゃんと行き先もわかるわ。」と喜んでくれました。現れただけで喜んでもらえるなんて、ちょっとうれしいです。

 乗車していたのは、わずか10分くらいの間でしたが、運転手さんは気さくなおじさんで、いろいろお話を聞かせてくれました。

 お客さんの5割、季節によっては7割が外国人の方々で、言われる行き先がよくわからず困っていること、いつも行列しているあるラーメン屋さんのお客さんは観光客ばかりで、地元の人は行かないことを「関東の人は並ぶのが好きやからな〜。」と感心するように話します。「並んでんのはネットオタクみたいなんばっかりや」と、自分はそのお店には並んだことがないわりには、なかなかの偏見を持っているのが彼の面白いところです。

 もう中国人による爆買いはなくなったそうですが、爆買いの頃は中国の業者さんがタクシーを貸し切りにして薬局を3軒ほどまわり、各店舗で300万円ほど購入していたそうです。私が「それじゃ、薬の棚が空になるでしょ。」と聞くと、「そうや、空や。」と頷いていましたが、最近は中国の関税の関係で、爆買い業者さんが来なくなったそうです。「もう金持ちはおらんな。」と爆買い業者を懐かしんでいました。

 おじさんの話で特に印象に残ったことがあります。 最近の外国人は、府に宿泊施設として申請をしていない民泊の利用者がかなり多いそうで、1棟借りで1万円程度のところに、タクシー2台分ほどの人が泊まり、そういった方々は、食事にスーパーの夜の値引き商品を購入し、朝食は夜遅くにもう一度スーパーに出向いて、さらに値引きされた商品を購入するそうです。

 予算が少ない旅行者なのだと思いますが、 そういった方々が増えているため観光客によって京都が潤うような状態ではないそうで「そんなん、観光客っていえんやろ」と寂しそうに言っていました。私も独身時代に1人で宿坊に泊まって京都のお寺巡りをした際は、けっこう節約して観光をしたものですが、ずっとこの街で暮らす人々にとって、観光客、観光収入というのはとっても大事なことなわけで、受け入れる側のことも考えて旅行するのも大事だなと考えさせられました。

  京都に来て4ヶ月が経ち、生活もやっと落ち着いて来たので、今年はもう少し頻繁にブログも更新できると思います。今年もよろしくお願いします。

ファンシーな音楽噴水

 京都駅前の広場には「音楽噴水」があります。バスターミナルの側なので、通りかかるたびにAQUA FANTASYというファンシーな看板が気になってはいましたが、これまで噴水の公演時間にあたったことがなかったので気がつきませんでした。

 公演時間になると、クラシック音楽をBGMにした七色の噴水がシュンシュンピュンピュンヒューヒューと踊ります。時間は10分くらいですが、大人も子供も噴水の動きをじっと見つめていました。

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kanko.city.kyoto.lg.jp

 音楽噴水からは京都タワーも見えます。東京タワーやスカイツリーと比べると、こじんまりとしたタワーですが、京都の夜空によく映えます。夜に京都タワーの大浴場にゆっくりつかったりしたら最高だろうな〜と思ったりしますが、大騒ぎするちびっこ2人を伴って行くのは難しいんだよな〜。

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京都駅のクリスマスツリー

 わが家が住んでいる地域は、京都の中心地らしいのですが、なぜかクリスマスのデコレーションが全くありません。寺町通りに出てみても、商店街感強めのイルミネーションです。

 私は無類の忘年会好きです。フランス人の夫と知り合ったのは、自分と全く関係ない会社の忘年会に顔を出して飲み食いしたためです。忘年会って何をもたらしてくれるか想像がつかないものですね。

忘年会があるのは年末。私はそんな「日本の年末」の雰囲気が大好きで、11月初旬からこの時期をソワソワして待っていましたが、やはり未だにご近所ではクリスマス、年末らしさを感じることができていません。東京では下町に住んでいましたが、商店街や飲食店、コンビニなども11月に入ると年末感抜群でした。8年ぶりの日本の年末なのに、ちょっとさみしいな思っていると、どうやら京都駅の方ではクリスマスムードが漂っていると聞いて、週末わざわざ見学に行ってきました。

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 ↑こちらは京都駅地下街「コトチカ」内のクリスマスデコレーションです。屋内に置いておくのはもったいないような光ぶりでした。よっ!

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 京都駅の階段は、クリスマスツリーやサンタさんのソリなどが、ライトが切り替わって演出される動きのあるデコレーションです。たくさんの方が階段に座っています。

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 京都駅に設置されている巨大なクリスマスツリーです。様々な光り方があるようです。ツリーの足元にはヨーロッパの街並みのようなかわいいイラストパネルが飾ってありました。

 このツリーの横でサンタさんと記念撮影ができるというイベントが行われていました。大人も子供も無料で参加できます。記念撮影用にサンタ帽やトナカイの被り物なども貸し出してくれます。サンタさんは、外国人のような顔立ちの方でしたが、長女は「ヒゲが本当のじゃないから、あれは本当のサンタさんじゃないよね」とちょっと残念そうにしていました。サンタを信仰している彼女も、少し成長したものだと感慨深くツリーを眺めた夜でした。

 

 

京都の人はパンをよく食べます【手作りパン工房 coneruya】

 京都は伝統の町ですが、西洋文化の象徴でもあるパンの消費量が国内第1位です。以前テレビ番組で、京都出身の佐々木蔵之介さんも、京都人のパン好きの話題が出た時に「やっぱり、僕も朝はパン派です。」とおっしゃっていました。

 確かに京都に来て驚いたことの一つはパン屋さんの多さです。小道に入ると、こじんまりとした、おしゃれなパン屋さんがたくさんあるんです。わが家は家族4人ともパンが大好きで、朝はもちろんパン食なので、京都ではパン屋さんを回ると言う新たな楽しみができました。

 

 こちらは「コネルヤ」さんです。

 子供達の学校給食は、週に一度コネルヤさんのパンの日があります。長女は無邪気に喜ぶ母のために、いつもパンを持って帰って来てくれます。本人は母に持って帰るために給食で一個しか食べないと言うので、「ママのことはいいから、ちゃんと食べて来なさい。」と諭しているのですが、持って来てくれると、つい母は浮かれてしまうんですよね。食いしん坊を母に持つわが子は、いらぬ苦労をしています。

 

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 コネルヤさんはとっても小さなパン屋さんです。丸太町通りという大通りに面したパン屋さんで、駐車場や駐輪スペースはないので少しだけ不便です。でも、このお店ではパンを成形している様子が外から見られるので、子供達も私もこのパン屋さんに行くのが大好きです。それと、お店のロゴがとってもかわいいんです。

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 次女はこのお店のメロンパンが大好きです。入って行くと真っ先にメロンパンに向かいます。メロンパンはとてもおいしいようで、給食に出ても長女は決して持って帰ってきません。

 私がコネルヤさんのパンで一番好きなのはクリームパンです。小ぶりながらクリームがたっぷり入っています。(写真:右側上下の2個)クリームパンは2種類あって、クリームが中に入っているタイプと、上にたっぷりのっかっているタイプです。どちらも甲乙つけがたくおいしいです。 

また、子供達の 給食によく出ている惣菜パンは、ピザ系が多いようです。私はけっこうピザパンも好きですが、父は玉ねぎが嫌いなので、このお店の玉ねぎたっぷりのピザパンは苦手なようです。

 ハード系のパンは、他のお店と比べると、気泡が大きくて軽い仕上がりです。➡︎ちょっとスカスカ感があります。

 どのパンもおいしいのですが、コネルヤさんのパンでは、ドーナツやクリームパン、チョコレートマフィンのような菓子パンが一番のオススメです。 

 

【手作りパン工房 コネルヤ】

HPはないようなので、facebookのページを紹介します。⬇︎

https://www.facebook.com/手作りパン工房coneruya-739761092707307/