日本とフランスのあいだ

雪国で生まれ育った親と、南米で育ったちびっこ達の生活記録です。筆者は、お笑いと福袋をこよなく愛す40代です。

ザ・外国の日本

Tシャツに英語やらフランス語で何か書いてあると、なんだかかっこいい気がしていたあの頃。誰にでもそんな時期があったと思います。書いてある意味なんてよくわからなくても、なんだかオシャレな気さえしていたように思います。10年ほど前になりますが、台湾で「お金をください」と日本語で書いてあるTシャツを着た若者に遭遇した時はびっくりしたなぁ〜。

外国でへんちくりんな日本語に出会うことがありますが、世界中どこに行っても必ず『ダサい名前の日本料理店』があります。「サムライ」や「相撲」「歌舞伎」は当たり前ですが、アヌシー近郊には「京 者 おおざと」と「京都」までたどり着かなかった漢字(最後は旁ですが)3文字のお店さえ存在していました。
ブラジルにはたくさんの日本料理店がありましたが、日系人の方も多いためか、けっこうダサいなと言うような名前は、餃子と炒飯のお店「将軍 / Shogun」とラーメン屋さんの「秀吉 / Hideyoshi」くらいだったように思います (^з^)

それはさておき。7年前にアヌシーに住んでいた頃にも存在は知っていたのですが、名前のダサさに手に取ることのなかったお菓子が⬇︎「MIKADO / 帝」です。子供達が食べるおやつにつける名前じゃないだろっ(°▽°) と思っていました。しかし、7年越しについに私はミカドに手を出しました!!


ミカドはつまりポッキーです。以前は食べる前から『どうせ、ポッキーもどきなんだろ〜』と期待しておりませんでしたが、見てください!MIKADOという商品名の上に、小さくglicoと見慣れた筆記体で書いてあるんです!これは、私が子供の時から小遣いと言う小遣いをつぎ込んできたあのグリコです!例え名前がダサくても買うしかない ٩( ᐛ )و 天下のグリコが、ポッキーになぜMIKADOなんて名前をつけたのかはわかりませんが、食べてみても、間違いなく私の知っているポッキーでした。強いて言うなら、クッキーが太めの昔のポッキーです。わが家は家族全員ブラックチョコレート党なので、迷わずブラックチョコレート味購入しましたが、ホワイトチョコ、ミルクチョコ、クランチ付きなど様々な種類が出ているようですので、制覇したいと思います!!


日本のポッキーは、今やとっても控え目な量になりましたが、MIKADOは大量に入っています。昔のポッキーってこのくらいは入ってましたよね。しかも、この量のポッキーが6箱パックで4ユーロ弱(約496円)、1箱85円くらいです。ウヒョ〜!!MIKADOバンザイ!!
人を見た目ばかりで判断してはいけないように、食べ物を名前だけで判断したら人生損をしてしまうものですね (^-^)

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ひき肉がワイルド ∑(゚Д゚)

アヌシーの一番のスポットは何と言ってもアヌシー湖です。でも冬は空も灰色で、湖畔も閑散としているので、アヌシー湖は夏がよし。
そして、冬のお勧めは雪山だそうな。私は蔵王の麓出身でありながら、運動神経が悲劇的に悪いので、ウィンタースポーツを楽しむことなく人生を過ごしてきました σ(^_^;) 私はこの先もスキー場に行く予定はありませんが、長女と相方がスキークラブに入りました。スキークラブは、1月〜3月くらいまで、毎週日曜にスキーやスノボを自由に楽しむクラブです。8時にスポーツ用品店の駐車場に集合し、大型バスでスキー場まで移動します。午前中は参加希望者はスキー/スノボ教室に参加し、午後は自由に滑ります。スキー教室への参加を希望しない人は終日自由です。お昼も各自で取ります。夕方また集合してみんなで帰ります。移動費、リフト券込み、3ヶ月で約2万円という破格なお値段!お馴染みいとこのヤニスとユーゴ兄弟は3歳からスキーを始めていて、今はもうスノボを楽しんでいるようです。
日本のスキー場と違い、レストランなどがあまり充実していないのか、はたまた節約のためなのか、みなさんお弁当持参です。スキー場のお昼と言えば、日本ならカレーやうどんなど温かい食事が待っているわけですが、フランス人は主にパン、チーズ、ハム類を持参してサンドイッチにして食べるそうです。温まらない体よ… (^_^;)
ヤニス&ユーゴ率いる義理の妹家族は、保温弁当箱にパスタなどを持って行っていると聞いて、早速わが家も保温弁当箱を購入してきました。⬇︎


高さは25センチほどで、弁当箱と言うよりは魔法瓶のような外見。色やサイズの選択肢はなし。ステンレス製で重いので、日本の通学・通勤では間違いなく使われないでしょう。まあ、このお弁当箱を背負って滑るわけではないのでよしとします。
ブラジルでも京都でも子供達は給食を食べていました。相方は、1日に一度は会社の外に出たいと言う理由でお弁当を好まないので、私はお弁当作りの経験がほとんどありません。少しでも楽をしたいので、前日に具材を作っておける丼タイプのお弁当にすることにしました。カルフールで⬇︎冷凍の挽肉を購入したところ…。

⬇︎挽肉と言うよりは棒肉と呼べるような、粗挽きが男前過ぎる肉がコロコロと登場。サプリメントのようにも見えます。

思ってたんと違〜う!!ヘラで砕いてサプリメントから挽肉になってもらいました。

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引率する意味とは…

昭和生まれ田舎育ちの私が子供の頃は「地域の子供は地域で育てる」というような環境が普通で、ご近所の大人に叱られたり、助けてもらったりした覚えがあります。現代の日本では他所のお子さんを叱ったりするのは難しいような気もしますが…。

わが家の子供達は公立幼稚園、公立小学校に通っております。公立だからと言うわけではなく、フランスの幼稚園、小学校では保護者が学校行事に協力する場面がたくさんあることを知りました。
2018年9月から2019年1月までの4ヶ月間だけでも、
幼稚園➡︎隔週火曜日に図書館(5ヶ月間)、演劇教室(1日)、毎週金曜日に水泳教室(4ヶ月間)。
小学校➡︎マラソン大会(1日)、ラグビー交流試合(1日)、映画観賞(1日)、スキー教室(4日間)。
の課外授業があり、各クラスから2名以上、スポーツの場合は4名(2名は実技、2名は補助)の保護者の協力が必要です。
時間の有り余る私は、幼稚園の方は全ての課外授業、小学校の方はマラソン大会と映画観賞で引率のお手伝いをしました。もちろん平日ですので、共働きが主流のフランスでは、お手伝いができない保護者が多いのは当たり前のことかと思います。でも、引率者が不足したら、そのクラスは課外授業が中止になってしまうのです(◞‸◟)

私『どうやら、あそこの母は暇そうだぞ』と暇なことがバレてしまい、学校側の暇人リストに載ってしまったようです ♪(´ε` )
先日、お昼休みのお迎え行った時、長女から「ママ。先生が呼んでるから行って。」と言われました。長女が何か問題でも起こしたかとハラハラしながら「あのう…」と担任の先生に声をかけると、「今日の午後、子供達が映画観賞に行くのですが、実は2年生のクラスに引率できる保護者がいないんです。私達のクラスは大丈夫なんですけど、他のクラスの引率お願いできますか?」とにこやかに聞かれました。もちろん時間的に余裕があるので問題はないのですが、まさか知らない子供達の引率を、しかも2時間後の引率を要請されるとは ∑(゚Д゚)
それでも、2年生の子供達が映画を観に行くことができなくなってはかわいそうなので、知らない子ばかり30名弱と一緒に映画を観てきました。子供達は案の定「あれって、誰のママ?」と謎の引率者にざわついておりました…。

さて。子供も観られる映画と言えど(+7/ 7歳以上向け)なかなかのフランス語でして、内容全てを理解するのはちょっと難しかったです。『Adama』というその映画は、アフリカの小さな村の少年が、戦場に向かった兄を探しに行く物語です。アダマ少年は、騙されたり、お金を盗まれたり、知らない土地に放り出されたり、戦場で凄惨な現場を見たり、爆撃にあったり…。大人目線では、なかなかいい映画だとは思うのですが、小学2年生には少しハードな気もしました。案の定、女の子で途中で泣き出したり怖がる子もいたので、外に連れ出し、平和なシーンまで廊下で待機する必要もありました。
行きのバス車中では、吐いてしまった子もいたので、やはり担任の先生お一人ではたいへんだなぁと感じました。

しかしながら…え!!と思ったことが1つ。なんでも、保護者の方で「映画の引率の時には、必ず声をかけてください。絶対行きたいんで!」と言っていた方がいたそうです。そこで、先生がその方に引率をお願いしたら、「あ、その映画はもう観たから行きません。」と断られたそうな (-_-) 急な引率キャンセルだったため、クラスが関係なくても、もう私に頼むしかなかったそうです。
子供達が安全に目的地まで移動して、無事に学校に戻る手伝いをすること。気分が悪くなった子がいたり、何かしらの問題が生じたら、担任の先生に報告し、その子を手伝うなり他の子供達のお世話をするなりすること。などが、学校側が引率者に求めていることだと思います。自分が無料で映画やスキーを楽しむために行くと言うのは、ちょっと違うかなと。その話をお義母さんにしたら、お義母さんの時代も、プールに引率が必要な時は、みなさん仕事があるから行けませんと断ったけれど、ジュネーヴ観光の引率には、たくさんの保護者が行きたがったそうな…。
求めるだけでは、いけない気がする。なんでも与えられるのが当たり前と思ってはいけない気がする。そんなんでいいのか、フランス人達よ… ((((;゚Д゚)))))))

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今年は跳びたい長女

今週のお題「2019年の抱負」

 長女が「ゴム」を欲しがっており、数週間ずっと言い続けるので、先日とうとう買ってあげました。村の小学生女子の間で『ゴム跳び』が流行っているそうなのです。昭和生まれの私が小学生の頃に山形でしていた遊びを、平成最後の年にフランスの少女達も楽しんでいるとは驚きです。

遊ぶのにゴムは1本で十分なはずなので、なぜ彼女が熱烈にゴムを欲しがるのかよくわかりませんでした。まぁ、でも「よし。買ってやろうではないか。」と言ったものの…ゴムが高い!!日本なら100円ショップでさえも手に入るであろうゴムが、カルフールで5ユーロ(約625円)もするのです ∑(゚Д゚) 手芸コーナーの前で取ったり戻したりと悩みましたが、女に二言はなし。思い切って購入しました。買って来たゴムを見た長女はあれやあれやと大騒ぎして喜びました。学校へ持って行くと張り切っているので、先生に取り上げられたりしないのかと聞いたところ、思いもしなかった答えが返って来ました。

なんと。女子はみんなマイゴムを持って来ており、休み時間により早くサッとゴムを掲げた者が、最初に跳ぶ権利を得るそうなのです。跳ぶのに失敗したら、次の人に順番が回って来るらしいのですが、マイゴムを持っている女子は絶対に失敗することがなく、休み時間が終わるまで跳び続けるそうな。つまり、長女がはまっていたのは、ゴム跳びというよりも『ゴムを膝に掛けて立っている係』だったのです!ゴムを膝に掛けながら、いつか跳ぶ日を夢見ていたそうで… (^_^;) 

遂にマイゴムを手に入れた長女は、早速いとこのヤニスとユーゴを誘ってゴム跳び練習を始めました。

しかしながら、男子はゴム跳びへの興味が長くは続かず、結局イスを相手に自主トレに励む長女。

年が明けて「今年は絶対に跳ぶんだ!」と張り切る長女。陰ながら応援したいと思います ( ˊ̱˂˃ˋ̱ )

 

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フランスも12月はドタバタでした

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします m(._.)m
12月は、クリスマスたる行事に、時間を全て持って行かれ、すっかり更新を怠ってしまいました。これからまた、ぼちぼちがんばります。

どうやら、フランスではクリスマスは絶対的な家族行事のようで、アヌシー市内の商業施設は、ぜ〜んぶ閉まっておりました。わが村は、人っ子ひとり見かけませんでした。パリなどの大きな都市はわかりませんが、アヌシーレベルの街では、警察・消防・総合病院くらいしか開いていなかったんじゃないかなと思います。
12月に入ったら、子供達は完全に浮かれていて、大人たちもみな25日を心待ちにしていました。キリスト教の行事とは言え、アヌシーでもたくさん見かけるイスラム教徒の方々もウキウキしていたようです。さて。私のクリスマスは、ケンタッキーとデコレーションケーキと山下達郎と決まっています!山下達郎はなんとかなったものの、ケンタッキーは休みだし、台所が使えないのでデコレーションケーキの用意もできず、今年の「俺のクリスマス」は未完に終わりました 。゚(゚´Д`゚)゚。 2019年は早めに対策を考えます!

冬休みに入る前に、学校行事と思われるクリスマス会がいつもの公民館で催されました。
京都のリセのクリスマス会は、子供達の発表会も兼ねていたので、楽しみだったし、実際に大人も子供も本当に楽しい時間を過ごすことができました。
わが村の幼稚園・小学校のクリスマス会は、PTAが主催してくれます。私はフランス語に難ありなので、当日のお手伝いはできるだけ避けたいと思い「12時までにケーキを持って行く」係に立候補しました。当日、12時頃にケーキを持って行ったら、まだ3台しかケーキがない…なんとも前途多難なクリスマス会…。役員の方々は、謎の東洋人の私に「本当にありがとう!」と感謝してくれて、まるで自分を奮い立たせるかのように気合いを入れてサンタ帽をかぶりました。気合いを入れてかぶったものの、どこか悲しげなサンタ帽の大人たちに、幸あれ。


クリスマス会の開始予定時刻は16時でしたが、私も段々とフランス人の習性を理解してきたので、遅めに17時過ぎにやっと会場に向かいました。遅過ぎたかと不安でしたが、到着してみたら、公民館があまりに閑散としていたので、新しい不安が生まれましたσ(^_^;) そして、揺れ動く数人のサンタの帽子…。フランス語難ありの私も一緒にかぶって励ましたい衝動に駆られましたが、19時頃には少しずつ人が集まってきました。ふぅ〜、よかった。フランスタイムを身につけるには、まだ修行が必要です。


ぬり絵、フェイスペインティング、タトゥーシールなどを無料で遊べます。


廊下で待たされているサンタのおじさん。チョコレートを1個くれます。


18時頃には、キッズディスコが始まりました。DJはわが家のお隣にお住まいで、中学校教師のブラックさん。

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