日本とフランスのあいだ

雪国で生まれ育った親と、南米で育ったちびっこ達の生活記録です。筆者は、お笑いと福袋をこよなく愛す40代です。

嵐山のお猿

 しばらく寒かった京都ですが、先週末はお天気も良くおでかけ日和でした。

 日曜日の午後は、嵐山に行って来ました。独身時代に友達と訪れた時は、嵐山散策を思う存分楽しんだのですが、今回は子供も一緒なので大人の好きなところばかりを回るのは難しそうです。私も年をとって環境も変わりました。あっと言う間の40年です。大人になったもんだ。

 度月橋を渡ってボート乗り場の方向に歩くと櫟谷宗像神社があります。その神社の階段を上ると、社務所の隣にモンキーパークの受付があります。

嵐山モンキーパーク いわたやま≫

monkeypark.jp

 【料金】大人550円 / こども250円

 

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 約20分ほど、こんな山道を登り続けます。私のような太っちょには厳しい道で、膝に負担がかかります。そして、小さな子供やお年寄りにも辛い行程かもしれません。頂上付近には小さな公園があり、すべり台、ブランコ、シーソーなどがあるため、おサル達を目の前に、もう見えているにも関わらず、こども達がとどまってしまいました。せっかくおサルを見せるために連れて来たのに、公園から引き離すのに一苦労です。いつものことながら、子供ってのは、予測不能な生き物です。

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 なんとか頂上まで子供達を登らせると、おサル達がそこら中を歩いていました。長女は「自由にしてるって思わなかった」と、アワアワして逃げ腰になっていましたが、次女は目を離すとおサルに近寄って行くので止めるのがたいへんでした。

 モンキーパークでは

1.おさるの目をじっと見てはいけない。

2.おさるにさわらない。

3.食べ物を見せない。

と言う決まりごとがあります。次女は決まりで言われているのに、おサルをみつめて、触りに行こうとしていました。説明なんかおかまいなし。やるなと言われたらやってみたくなるフランス人の血が騒ぐのでしょう。

おサルは、じっとみつめると、こちらが威嚇していると誤解してしまうそうです。また、外で食べ物を出していると、そのうちおサルが人に飛びかかったりするようになってしまうかもしれないそうで、このパークの中だけではなく、山の下の民家の方々に迷惑がかかってしまう恐れがあるとのことでした。モンキーパークの頂上ではバナナ、りんご、落花生など、ビニール袋に小分けにされたおサルのエサを1袋100円で購入して、小屋の中からあげることができます。

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 ↑こんな感じでおサルが網越しにエサをもらいに来ます。渡すとすぐにまた「くれ」と手を出して来ます。バナナ3切れを縦に口に入れてサッーっと屋根に上っていくおサルもいました。バナナを少しもらったら、今度はリンゴを持っている人のところに移動して両方を楽しんでいるおサルもいて、賢いなと感心してしまいました。

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  エサやり小屋の中は、間近でおサルと見ようとする人間達で混み合っています。たくさんの人がエサをあげるので、お腹がいっぱいで食べに来ないこともあるそうです。

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 エサやり小屋から離れると、屋根の上で遊んでいるおサルや、ノミ取り(?)をしているおサルもいました。中には係員の方から片時も離れずに寄り添っているおサルもいました。モンキーパークのおサル達は、全員名前があります。もちろん私にはわかりませんが、係員の方は顔が一匹ずつ違うから見分けがつくとしておっしゃっていました。さすがです。