日本とフランスのあいだ

雪国で生まれ育った親と、南米で育ったちびっこ達の生活記録です。筆者は、お笑いと福袋をこよなく愛す40代です。

2時間待った土俵入り

 横綱、今場所は早くも黒星がついてしまいました。とっても残念ですが、一番一番真剣勝負ですから仕方ないです。私が国技館に大相撲観戦に行っていた頃、白鵬はまだ大関で、朝青龍が一人横綱で頑張っていました。やはり、生で見る大相撲はとっても迫力があり、うら若き女子だった私も大声で声援を送ったものです。

 1月末には、上賀茂神社で土俵入りの奉納が行われました。上賀茂神社式年遷宮記念文化事業だったそうです。

 夫は外国人ですが、大相撲が大好きです。普段は行列には絶対並ばない男ですが、土俵入りにはどう言うわけか文句も言わずに並びました。それなら、普段からもっと行列に協力的になって欲しいものです。私は、国技館でも横綱の土俵入りは何度も見たことがあるので、並んでまで見るほどの興味はなかったのですが、日本人の性と言いますか、真っ直ぐ行列に向かい、そにまま並んでしまいました。上賀茂神社を観光してからちょこっと土俵入りも見ようかなと言った軽い気持ちでしたが、なぜか体が自然に行列に吸い込まれてしまったのです。

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  1時間前にもなると、こんな列ができていました。私達は2時間前から並びましたが、すでに200番目くらいでした。並んでいるのはほとんどがご年配、お年寄りの方々でした。立って待っているのは本当に大変だったと思います。若手はよしとしても、管理しているイベント会社(?)の方々はもう少し配慮が必要だったと思います。お年寄りが倒れたらたいへんです。

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  2時間待ったおかげで、一列目で土俵入りの奉納を見ることができました。(椅子は関係者席なので、普通の観覧客は立見です。)このような神聖な場所で土俵入りが拝めるかと思うとワクワクします。 

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 いよいよ、横綱白鵬の登場です!寒くても鳥肌が立ったりはしません。さすがです。白くて、もちもちとしたお肌でした。貫禄があります。この辺になると、後ろの列になってしまったおばさま方の押し具合が激しくなり、ニョキっとガラケーを持った手が伸びて来ました。夫はおばさま方から強烈なタックルを受けたらしく、額に血管が浮き出ておりましたが、おばさま方はガラケー片手にごめんね〜と更に強いプッシュを続けていました。大阪のおばちゃんのことばかり言いがちな京都の方々ですが、今日のおばさま方は十分に関西のおばちゃんパワーを持っています。

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土俵入りでは、見ている私達も「よいしょ〜!」と掛け声をかけました。横綱白鵬は不知火型の土俵入りです。最近は不知火型の土俵入りをする横綱が多いですね。

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  2時間待ちましたが、約5分の土俵入りは本当にあっという間に終わってしまい、ビッグサンダーマウンテンに乗った時のような気分でした。