日本とフランスのあいだ

雪国で生まれ育った親と、南米で育ったちびっこ達の生活記録です。筆者は、お笑いと福袋をこよなく愛す40代です。

牛が逃げたぞ〜


先日も登場した従兄弟のヤニスですが、更にやんちゃな弟ユーゴがおります。
ユーゴは、全く絵柄のあっていないパズルのピースを、拳でガンガン叩いて無理矢理はめ込み、全く絵として成り立っていないパズルを満足気に眺めているような、とってもおおらかな小学1年生の男の子です。
そんなユーゴの親友のテオ君は、お父さんが初代で始めた酪農家の息子さんです。謎のアジア人3人がユーゴ宅に現れたのを発見し、牛を見せてやるから来いと誘ってくれました。
ユーゴ宅から5分ほど歩くと、牛舎が現れました。干し草を手に取り、餌のやり方を教えてくれたり、牛舎を案内してくれました。赤ちゃん牛だけが集められたコーナーでは、ユーゴが犬の鳴き声で赤ちゃん牛を脅かし、わが家の姉妹に猛烈に抗議されておりましたΣ(-᷅_-᷄๑)
テオ君の農場には、まだ学生ほどの若い青年が見習いに来ておりました。動物相手で全く休みも取れないけど、それでもこの仕事をしたいと言う若者がちゃんといるんだなぁと感心しました。


⬆︎乳搾り機です。牛に餌を与え、食べている間に搾乳します。なんと、搾乳されたいのか、次の牛が並んでおりました∑(゚Д゚)行列ができるのはラーメン屋だけではないことを知りました。
テオ君の農場で搾乳された生乳はチーズを作る業者さんが毎日買取に来るそうです。

十分に見学させていただいたので帰ろうと思っていたら、テオ君とユーゴが遠くから
「たいへんだ〜。車道を牛が1人で散歩してるの見つけた〜。お父さんに知らせないと〜。」
と興奮して走って来ました。本当かよ?と半信半疑で道を進むと、確かに牛が一頭だけのんびりと歩いておりました。
テオ君のお父さんと、見習いの青年が大急ぎでやって来て、干し草の入ったバケツで牛を誘導しながら連れて帰ることに成功し、その牛を見つけたテオ君とユーゴは、自分達の手柄を褒め称えあっておりました。
そして2人は、牛が出られないようにと張ってある、電気が流れる危ないロープをリンボーダンスの要領で遊ぼうとし、我々大人にこっぴどく叱られるのでした…(^_^;)

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