日本とフランスのあいだ

雪国で生まれ育った親と、南米で育ったちびっこ達の生活記録です。筆者は、お笑いと福袋をこよなく愛す40代です。

こども達、学校給食を食べて喜ぶ

 フランスの幼稚園、小学校はお昼休みが2時間あります。わが家の子供達が通っている幼稚園ならびに小学校は11:45〜13:45が昼休みです。私はまだ仕事をしていませんので、毎日11:40頃に迎えに行き、お昼を一緒に食べ、13:45にまた学校に連れて行きます。

 フランスは共働きが主流なので、ご両親がお昼休みに自宅に戻らない場合、その家庭の子供達は学校で給食を食べています。私は食事の用意と言うより送迎が面倒なので、ぜひ給食を食べてもらいたいのですが、働いていない上に、学校まで徒歩5分。毎日ゴロゴロしている手前、昼ごはんくらい準備しなければ、義理の家族の目線が厳しい…(^_^;) よって、毎日渋々迎えに行っております。

 

 給食費は各家庭の収入により異なり、一食の最高額は6ユーロ(約795円)、最低額は1.5ユーロ(約199円)です。食事の内容も量も一緒ですが、世帯収入によりこのように給食費に違いがあります。月に1回だけの利用も可能なので、給食を利用した回数により、月末に請求書が発行されます。

 アヌシーは、お隣スイスのジュネーヴまで国境を超えて通勤している方々も多数います。スイスはEU加盟国ではないので、通貨はスイスフランです。物価も高いのですが、給料もフランスの2倍〜3倍!だそうです∑(゚Д゚) なので、ジュネーヴに働きに行って、フランスに住んでいる方々は、ウハウハで余裕たっぷりの生活ってことだそうなんですよ。なんともうらやましい話です。そんなわけで、ジュネーヴにお勤めのご家庭や、フランス在住でも医師、弁護士、会社経営者などなどのご家庭は、きっと一食6ユーロを支払ってくれているのだと思います。わが家は一般中流フランス家庭、しかも妻・無職ですのできっと4〜5ユーロで済むんじゃないかなと思っています。

 

 先日、病院に行かねばならず、どうしてもお昼休みに迎えに行くことができなかったので、学校給食をお願いしました。ちなみに申し込みは、webで前日の午前9時までに済ませなければなりません。長女は学校で給食を食べるのが初めてなので、2日前から緊張し始め、次女は家で米が食べたいとブーブー言っておりましたε-(´∀`; )

 

 しかし、その日の夕方お迎えに行くとすぐに給食についての2人の発表が始まりました。給食はとっても美味しかったそうです。 前菜はメロン、主菜はローストチキン、もちろんチーズとフランスパンが付き、デザートはヨーグルトだったそうな(^-^) フランスではメロンは前菜ですが、わが家にとってメロンは果物。長女が最後の楽しみに取っておいたら、「なんで前菜を最後に食べるの?」とお友達に聞かれ、長女は「えっ!デザートから先に食べちゃうの??」とチグハグな会話になったそうです。一方、次女はヨーグルトを食べられたことが、とっても嬉しかったと自慢気に話していました。なぜならば、彼女はミルクアレルギー…。自宅では決して食べさせてもらえない食品を、幼稚園でとうとう手にすることができたからなんです!➡︎後日、やっぱり体に発疹が出てしまいましたが(^_^;) 2人とも、実はおかわりをしたかったそうですが、自分からは言い出せなかったようで、もっと食べたかったな〜と後悔しておりました。

 いつか、母が風邪で寝込んだり、仕事をするチャンスに恵まれたりしたら、また給食を食べられる日が来るかもしれないね。

 

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