日本とフランスのあいだ

雪国で生まれ育った親と、南米で育ったちびっこ達の生活記録です。筆者は、お笑いと福袋をこよなく愛す40代です。

長女、フリマに憧れる

オート・サヴォワ県では、各村が主催するフリーマーケットが開催されていて、今週は〇〇村、来週は△△村といった具合に、各村在住の希望者が年に一度、公民館、教会、役場などの敷地を利用してフリマで家庭の不用品を販売できるようです。
先日、義理の妹デルフィーヌ夫妻が、彼らの村のフリマに出店すると聞いて、賑やかしに行って来ました。

義理の妹デルフィーヌは、とっても優しい心の持ち主です。とにかく世話焼きなので、顔が広く、ありとあらゆる方面の男女の事情や、ご近所の揉め事、うわさ話から子供のケンカの話まで、とにかくいろんな情報を持っています ( ゚д゚) そんな彼女は、昨今日本でも流行っている「片付けられない人」「捨てられない人」という部類に属しているのですが、どうやら本人は気がついていないような。
せっかく新築の一戸建てに引っ越したのに、お客さん用の8畳ほどの部屋は、壊れた掃除機、子供達の衣類10年分、季節のデコレーション用品、スキー用品、掃除道具などなどで埋め尽くされているために、何年も足の踏み場がない状態であり…。そして、本来なら車が収まるはずの車庫には、鍵が壊れて開かなくなったキャビネットやデスク、家族の人数+アルファの自転車やキックボード、外遊びの道具や、もはや何が入っているかもわからないような段ボールが、何年も山積みにされているわけで…。断捨離魔の私からしてみたら、ゴミ屋敷への初級、いや既に中級レベルには達していると言っても過言ではないでしょう。そんな、物を大切にとって置き過ぎる彼らが、とうとうフリマで家を片付けようとしているではありませんか∑(゚Д゚) とうとう来るべき時がやって来たのです!

常々スーパーのレジ係になりたい思っている長女は、フリマというなんとも魅力的なシステムにすっかり心を奪われており、そんなフリマに出店している叔母さんをとにかく一目見ようと前日から張り切っておりました。フリマに行かなくても、なんならいつでも会えるのになぁ (^_^;)
フリマが開催されている村の広場に到着すると、長女は早速デルフィーヌのブースに行き、お店屋さんとはどんな気分か、どんなことをするのか、どうやって準備したのか、お釣りはどうやって準備するのか、テントは誰がどうやって張ったのかなどなど矢継ぎ早に質問しておりました。なんなら、明日も会えるのになぁ (´-`).。oO
そんな長女は日々、「もしも自分がフリマをしたら」を延々と想像しているようです。一年かけて準備したにも関わらず、昼前から雨が降り始め、デルフィーヌ達は2つの商品を売ってこの日を終えました。よって、現在もゴミ屋敷中級レベルを保っています。(個人の感想です(°▽°))


おおよそのお店が、子供の衣類やおもちゃなどを出品していました。お弁当を食べたり、隣のブースの村人とおしゃべりしながら時間を過ごしていました。デルフィーヌの情報網が更に広がる予感…。


私は綿あめが作れるおもちゃを5ユーロ(約600円)で購入して、わが家の現実的なフランス人に「イラナイデショ」と言われました。長女は本を数冊、次女はハムスターが駆け回るおもちゃ購入しました。家で遊ぼうとしたら、なんとハムスターのおもちゃは壊れており、それを見た夫が「ダカラ、カワナクテモイイトオモッタ」と、私の綿あめ製造機に続きブツブツ言っておりました σ(^_^;)

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