日本とフランスのあいだ

雪国で生まれ育った親と、南米で育ったちびっこ達の生活記録です。筆者は、お笑いと福袋をこよなく愛す40代です。

割るのか?

移民の多い国フランスでは、親が子供の宿題を見てあげられない(手伝ってあげられない)家庭があります。かく言う私も、小学四年生の長女の宿題を手伝うことに、ひっそりと限界を感じている今日この頃σ(^_^;)

「フランスに住んでいるのだから、親がフランス語を頑張ろう」とか、「家で宿題をするのが難しい子供は学校で手伝おう」とか「地域でボランティアを募ろう」という私の稚拙な考えを飛び越して、フランスの公立の小学校では『宿題出すのは禁止令』が出ることになるかもしれないそうです。(2019年/小学校教員をしている義理の姉より聞いた話)
おぉ〜。すでに学習塾なるものが存在しないこの国で、宿題まで出さないという試み。強気だな〜と、驚いたり感心したりしております。

長女のクラスの先生は「1日20分程度で終わる」ことを前提とした宿題を毎日出してくれます。フランス語の書き取り、詩の暗唱、教科書の音読、フランス語の読解、計算、連絡帳を親に見せるという宿題なのかどうかというものも含め、長女はその中から毎日2〜3種類の宿題を抱えて下校してきます。

わが家において、私は完全なる日本語担当者なので、あまり学校の宿題を手伝うことはありませんが、小学生の計算問題くらいは万国共通に違いないので、足し算、引き算、かけ算とちょこちょこ宿題を見てあげていました。割り算が始まったと聞き、どれどれ、白黒つけるのが好きな母の算数の力を見せてあげようじゃないか。と思ったのですが!

「…。…。しばし、お待ちを〜( ゚д゚) 」
と、固まってしまいました。

92 : 2
いや、これがフランスでは92÷2という意味だそうです!92対2ではなく92割る2と読むのだそうで。みなさんご存知でしたらすみません m(._.)m
私が子供の頃から付き合ってきた『÷』記号は使わないそうな。さらに、割り算の筆算もなんか見慣れない方法で行なっている長女!もはや、彼女は外国人!!

世の中、まだまだ学ぶべきことがあるな〜。


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