日本とフランスのあいだ

雪国で生まれ育った親と、南米で育ったちびっこ達の生活記録です。筆者は、お笑いと福袋をこよなく愛す40代です。

アレルギーにあらず

わが家の次女(ブラジル生まれ)は、生後3ヶ月ほどで「牛乳プロテインのアレルギー」という診断を受けました。
ブラジルで生まれ、完全ミルク育児で赤ちゃん時代を過ごした次女は、ミルクをあげる度に90パーセントは吐き戻してしまったため、なかなか体重が増えず、お腹と背中を中心に赤い発疹が出て、お風呂に入れるたびに大泣きしたものです。
何度も小児科に連れて行ったのですが「様子を見ましょう」と言われ続けました。日に日に増えていく発疹に痺れを切らした私は、日系人の優しい小児科の先生を裏切り、自分で調べた小児皮膚科に連れて行くことにしましたσ(^_^;)
これまた日系人の小児皮膚科の先生は、すぐさま「これは明らかに食物アレルギーなので、アレルギー専門科に行ってください」と、紹介状を書いてくだいました。アレルギー専門の先生(ちなみに、またしても日系人)にかかってから、血液検査で牛乳プロテインということが発覚しました。発疹が出る程度なので、アレルギーにしてはとても軽く、何が原因のアレルギーかもわかってホッとしたものです(^-^)

ご存知の通り、フランスはチーズ天国。乳製品とは離れて過ごせそうもない毎日です ε-(´∀`; )
そんな次女、先日フランスで初めてアレルギーの専門医の先生に診ていただきました。小児専門のアレルギー専門医の先生は、なかなか予約が取れず、なんと2ヶ月待ちでした。

先生がおっしゃるには、「そんなん、アレルギーのうちに入らーん!!」とのことです ∑(゚Д゚)
ブラジルでも日本でも、ミルクアレルギーと病院で診断され、発疹を抑える薬や塗り薬もいただいていたのですが…。
先生のお話では、食物アレルギーと言うのは『食べ物の消化が出来ず、嘔吐してまうなど、体が一切受け付けないこと』だそうで、世の子供のうち2%しかいないそうです。次女が乳製品を摂取すると、発疹が出ることについては「見た目は悪いけどそのままにしておけばいいじゃないですか。アレルギーじゃないんですから。薬なんかあげても、痒みをおさえるだけで、発疹をおさえるわけじゃないから意味はない!痒みのために薬をあげるなんて遅れてる。昔のやり方だ!」と、なかなか強気な考えを説かれてしまいました。ブラジルでも日本でも、その痒みを治める方法を先生方は考えてくださったんだけどなぁ…。恐るべし、フランスのアレルギー医学界。
国によって、アレルギーも括りが違うものなのだろうと理解しましたが、次女は「もうアレルギー治った!」とそこら中で言いふらしております♪( ´θ`)

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