日本とフランスのあいだ

雪国で生まれ育った親と、南米で育ったちびっこ達の生活記録です。筆者は、お笑いと福袋をこよなく愛す40代です。

かくれんぼ。

 まずは。ラグビー日本代表の活躍に感動しました!昨日で結果が出ましたが、どの試合も本当に素晴らしかったです!また4年後が楽しみだな。➡︎にわかファン丸出しσ(^_^;)

さてさて。わが家では、長女(9歳)が次女(6歳)に遊んでもらえない!と、しばしば母に訴えてきます。小さい子が、年上の子に遊んでもらえないと言うのはわかるのですが、わが家の姉妹は逆のようです。小学5年生の子が、最近まで幼稚園児だった子に遊んでもらえないと落ち込むとは…(´-`).。oO

 長女が好むLegoは構成力、次女が好むPlay mobileは想像力が、よりおもちゃを楽しくしてくれるのではないかと思うのですが、それを体現するように次女は常に人形を総勢30名ほど動員し、一人で全ての役をこなし、おしゃべりしながら延々と遊んでおります。そして、その空間を壊されたくないようで、姉に誘われても「1人で遊びたいから嫌だ」とあっさり断ります。最近は断ると泣き出す姉に辟易しているようで σ(^_^;)、姉の足音が聞こえると姿を晦ますようです。

 いくら探してもいないと長女が言うので、私も心配になって部屋に見に行くと、次女がベッドの下から出て来たり、死角になる本棚の横にぴったりと体育座りをしていたり、クローゼットに入っていたりします∑(゚Д゚)

 

  先週、学校の連絡帳に『避難訓練』のお知らせが貼ってありました。(フランスでは学校で配布される、プリント類は、全て従業中にノートや連絡帳に自分で貼り付けることになっています。)

 そのため、家庭でも子供に避難訓練だということを話しておいて欲しいというような内容でした。長女は「危険な時の練習だ」と言っておりましたが、次女は「おっきいかくれんぼをする」と言っておりました。?と思っていたわけですが…。

 避難訓練の内容は、侵入者(テロリスト)から身を守るための訓練だったようです。廊下から教室内を見たときに無人に見せかけるために、死角になるロッカーや本棚にぴたりと隠れたり、なるべく小さく丸くなって隠れ、動いたり物音を立てずに10分間じっとしている練習や、『現在〇〇の授業のため、△△におります』と偽の張り紙を即座にドアに貼ったりする訓練をしたそうです。

 フランスの公立小学校では、政治・宗教について教師が意見を述べることは禁止さています。実際にわが家の子供達の小学校は、どのクラスも外国人やハーフがクラスに1/3ほどいます。家庭によって支持する政党が違うのはもちろん、宗教についてはキリスト教の子もいれば、仏教、ユダヤ教イスラム教の子もいるわけです。世界で起こっている宗教に関する紛争やテロについて教壇で説明するのは、多種多様なバックグラウンドを持つ子供達の前ではきっと難しいことなのだと思います。そのためなのか、長女もフランスで起こったテロについて、あまり多くを理解している様子はありません。

次女は小学1年生、日本ならばまだ幼稚園の年長さんの年齢です。先生は「泥棒が入って来た時の、かくれんぼの練習だよ」と教えてくれたそうです。こんなことを、小さな子供達が訓練をしなければいけないのは、なんとも悲しい現実です。子供達が訓練したことを発揮する機会がないように、平和に過ごしていければいいなと願います。

 

にほんブログ村 子育てブログ 海外育児へ
にほんブログ村

にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村