日本とフランスのあいだ

雪国で生まれ育った親と、南米で育ったちびっこ達の生活記録です。筆者は、お笑いと福袋をこよなく愛す40代です。

外出制限で暮らしています

 ニュースになっているのでご存じの方も多いと思いますが、コロナウィルの影響で現在フランスでは外出制限令が出ています。

 まずは3月16日(月)から無期限で保育園~大学と習い事の教室などが全て休校となりました。2週間の冬休みが終わり、母の私にもようやく自由なひとときがが戻ったと小躍りしてから、わずか1週間後のことでした…∑(゚Д゚)
そして翌17日(火)の午後からは大人も『本当に必要な外出』以外は外出禁止が決まりました。わが家のフランス人も、17日はお昼に会社から帰って来まして、それ以来、ず~っと家にいます。現在フランスでは、夫の勤めるような一般企業はもちろんのこと、スーパーやパン屋さん、薬局以外の販売業や、持ち帰り以外の飲食業は休業しております。
 『本当に必要な外出』というのは「どうしても行かなければならない仕事」「食料品の買い出し」「病院での診察」「ペットの散歩や、ランニングなどの健康に必要な運動」「同居していない家族のお世話のための移動」などです。それらのため外出するには政府指定の書類に氏名・住所・外出の理由などを記入して携帯しなければなりません。
 私は先週一度だけパステルの散歩のために、15分間ほど家の敷地を出ました。今週は、庭でパステルと子供達をこれでもかと言うほどに走らせて、2人と1匹の運動を兼ねたストレス発散としております。どうやらパステルも、ノロノロと歩く私に一日2回の散歩に連れて行かれるよりも、子供と遊ぶ方がだいぶ運動になるようで、最近はよく昼寝をしています。4ヶ月欠かさずに散歩を続けた私の立場はっ!

 そして子供達はと言うと…
 チキンの長女は「学校の勉強が遅れてしまう」とビクビクしているので、「なんならフランス中の子供の勉強が遅れるからだいじょうぶであろう」と、よくわからない気休めを言って聞かせました。次女の方は「バカンスだ!最高だねぇ~!」と、学校に行かなくてもよいことを心の底から喜んでいます٩( ᐛ )و 学校によって対応方法が違うようですが、わが村の小学校は、担任の先生が毎朝メールで「今日の授業プラン」と「課題(5枚〜8枚)」を送って来ます。
 小学校5年生の長女の授業は、私にはちんぷんかんぷんなので手伝うことができませんが、指定されたYouTubeのアドレスにアクセスしたり、テストのようなことができるサイトなどにアクセスして自宅学習に勤しんでいるようです。しかしながら、全員がパソコンとプリンターを持っていると信じ切っている強気な課題 (°▽°)
 小学校1年生の次女の方は、日本の教育しか受けたことのないこの母が、悪戦苦闘しながら授業プランに沿ってなんとか算数と国語の学習を、次女はブーブー言いながら、私はヒーヒー言いながら続けています。
 自宅学習を甘く見ていたのですが、どうやら先生方が、自分の本気の授業予定を送って来ているようです。送られた授業プランに沿って子供と勉強をしていると、9:00開始で国語→良きところで30分休憩→また国語→12時から昼休み→算数と、本当の学校のように時間がかかります。次女は算数と国語だけですが、長女の方は曜日によって英語、歴史、地理、理科、図工、音楽などの教科も入って来ます。そして、生真面目な長女は体育の授業がある日は、家にいるのになぜか体育着を着用…。

母と次女の限界が近づく15時過ぎになると、担任の先生から「今日の授業の回答」が送られて来ます。図工の授業の時には作品を作り、写真を撮って先生にメールで提出し、時には「課題」もメールで提出させられたりします。長女は一人で真面目にがんばっていますが、次女と私は「やっぱり昼ご飯のあとは眠たくてだめだね」と二人で弱音を吐いています。
 44歳にして、フランスの小学校1年生の教育の内容を身につけ始めている今日この頃。次女にフランス語の発音が悪いと言われながらも、フランスの小1が取り組むフランス語の音読や書き取りに精を出していますσ(^_^;)
 
↓外出時に携帯しなければいけない書類の第一弾です。夫は用紙の節約がしたかったのか、日付だけ記入せずに隣村のパン屋さんに出かけたところ、警察に怒られて帰って来ました。紙1枚のために外で警察に怒られ、家ではそれを聞いた長女に怒られる羽目に…(゚д゚lll)

↓相変わらず私にはよくわからないフランス式の割り算。足し算、引き算、かけ算は同じなのになぜ割り算だけやり方が違うのだろう・・・。

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