日本とフランスのあいだ

雪国で生まれ育った親と、南米で育ったちびっこ達の生活記録です。筆者は、お笑いと福袋をこよなく愛す40代です。

彼の計画が進んでいる。

 わが家のフランス人は、自宅で仕事を続けています。二階の部屋にこもってスカイプで朝から夕方までなんやらワーワーと会議をしているようです。会社に通勤できていた数週間前までは19時~20時頃に帰宅し、ただただソファで寝る生活だったのですが、外出制限令により自宅で仕事をするようになってからは、18時頃になると着替えてイソイソと畑に出るようになりました。会社帰りにビールを一杯飲んで来るという楽しみは無くなりましたが、畑に出るのもけっこう楽しそうです(^-^)

 昨年、フランス国内で種が購入できる水菜、茄子、白菜、枝豆、かぼちゃなど日本の野菜を栽培しましたが、思うように作れませんでした。それでも私は満足でしたが、彼はだいぶ悔しかったようです。今年は年始から農作業の本を購入したり、種屋さんのサイトを熱心に閲覧したとかなり張り切っています。やるときはやる男。そのやる気を畑仕事以外でも発揮してほしい。例えば、靴下を洗濯カゴに入れること…(°▽°)
 
 庭の一角を畑として利用しているのですが、今わが家にはパステルがいます。パステルは縦横無尽に、作物など関係なく楽しく走り回って生活しています。残っていた緑のイチゴをうれしそうに食べていたことだってあります。そこで、夫はまず立ち入らないようにとパステルを説得していましたが、如何せん、相手は無邪気な子犬。何度注意しても毎日楽しく走り回っていました。そこで、次は『畑だよ~』と目印になるように木枠で囲み、庭の他の部分とは差別化を図りました。しかし、変わらず楽しげに走り回るパステル。そして「入るな」と言う言葉が通じるはずの娘達までもが、パステルを追いかけて、走り回って畑を踏み荒らしておりました(^_^;)
その後。夫は、犬には口頭説明では無理だとようやく理解したらしく、先週になって畑の周りに網を張りました。これでもう安心と思っていたわけですが!努力も空しく、パステルが網に首を突っ込んで『ワオ〜ン』と助けを求めること十数回…∑(゚Д゚)その度に庭に出て行き、首と前足を網に絡ませたパステルを助け出さなければいけません。なんだかもっと手間が増えたような…(°▽°)
それでも、数日間同じ過ちを何度も繰り返して、何度も救出されてようやく気が済んだのか、パステルは網に頭を突っ込むのをパタリとやめました。「要救助者発見!」と言う言葉を覚えて連発していた長女は、少しだけがっかりしておりました。


 さて。アヌシーは北海道の稚内と同じ緯度にある寒冷地です。私がゴーヤーは沖縄の野菜だから、こんな寒い所では無理だと言っているにも関わらず、ゴーヤーチャンプルーが大好きな夫は、自分でゴーヤーを作るんだと言って聞きません。昨年は、ゴーヤの芽が出ることはなく夏が終わりました。だから言っただろと言う私の忠告を聞かずに、今年もゴーヤーの種をネットで取り寄せ、電気で温めて温度調節のできるプランターを購入し、そのプランターをリビングに並べて発芽を心待ちにしています。更に!まだ芽も出ていないのに!発芽する日を夢見て、先日はビニールハウスまで購入しました∑(゚Д゚) 私もゴーヤーは好きですが、夫がそこまでゴーヤーが好きだとは知りませんでした。なぜ私がこんなに冷たい視線を送っているのかと言うと…日本のゴーヤーとは違うけれど、なんか似たようなものが、季節になれば近所のスーパーで買えるからです(°▽°)

⬇︎ネットで購入し、長女を引き連れて組み立てたビニールハウス。

⬇︎そして、彼にはもう一つの野望が・・・。家で鶏を3羽飼うことです!
私は、たった3羽では、卵大好きのわが家の消費の助けになるかどうかはわからず、なんなら飼料の方が高いのではないかという不安を抱えているわけですが、彼は犬を飼うと言ったら本当にパステルを探し出し、ゴーヤーを育てると言ったらビニールハウスを買ってくる男です。そんな彼は長女と二人、夕方になると熱心に鶏小屋造りに精を出しております。

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