日本とフランスのあいだ

雪国で生まれ育った親と、南米で育ったちびっこ達の生活記録です。筆者は、お笑いと福袋をこよなく愛す40代です。

ダブルの虹

お題「#おうち時間

 フランスはサマータイムで20時でもまだまだ明るい毎日です。よって子供達は、母が呼ぶまで庭でいつまでも遊んでおります。木に登ったり、犬を相手に鬼ごっこをして必ず負けたり、改装作業で出たタイルからMade in Italyと裏に書いてあるものだけを高級品として集めたりしていたら言うあっという間に時間が過ぎていくようです。
 そして鶏小屋造りにはまっている夫しかり。本業よりもずっと熱心に取り組んでいるような気さえします(°▽°)
 室内には超インドア派の私が1人。誰にも邪魔されることなくダラダラ過ごしています。東京で一人暮らしをしていた頃を彷彿とさせるぐうたら具合です。20代のうら若き乙女だった頃は、肉屋のコロッケを買い込み、漫才を見ながら一人で大宴会をしたものです。東北から上京する時は、自分を「ぼく」と呼び、標準語を操る男性と代官山や中目黒という素敵な響きの街でおしゃれなデートをするつもりだったわけですが…。実際は心待ちにした給料日に、親友と蒲田の鳥良で生レモンサワーを飲むのが何よりの楽しみとなっていたものです ٩( ᐛ )و

 それはさておき。アヌシー近郊は数ヶ月間(もしかしたら半年以上)、雨に恵まれませんでした。畑の水やり用に雨水を貯めている樽も、風が吹けばゴロゴロ転がるほどです。長い間そんな状況でしたが、今週は雨の予報です。畑への恵みだと、わが家のフランス人が小躍りしています。

 先日、次女が一人窓にへばりついていました。窓にへばりつくのはいつものことではありますが、何をしているのかと訪ねたところ、「生まれてから2回目だよ、虹。」と虹を見るのに夢中になっていました。1回目がいつだったのかはわかりませんが、本人がそう言うのだから2回目なのでしょう。
 ベランダに出て見上げてみたら、なんとダブルでした!なにか、いいことありそうだ。いや、ダブルレインボーを見たこと自体がささやかな幸せです。都会ではビルの狭間から虹がかかっているものですが、道を1本挟んだところから虹が出ているように見えるのは、田舎の村に暮らす楽しみの一つかもしれません (´ε` )

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