日本とフランスのあいだ

雪国で生まれ育った親と、南米で育ったちびっこ達の生活記録です。筆者は、お笑いと福袋をこよなく愛す40代です。

アリエージョワ犬の友、ダルメシアンのぬいぐるみ

お題「ペットを紹介します」

 わが家のおとなりさんのヨハンさん一家は小型犬を飼っています。種類はよくわかりませんが、いつもキレイに毛をカットしてもらっている白いワンちゃん♀で、白だけに名前はFarine(ファリーヌ/小麦粉)です。ファリーヌは室内で飼われている犬ですが、時々お庭に飛び出してくることがあり、そんな時は必ずパステルを呼んでくれます。ヨハンさんのお宅も、わが家もわんちゃんが逃げ出さないようにと門を閉めているので、二人(二犬)は遠くから会話を交わすだけのようですが、それでも仲良しのようです。

 ヨハンさんご一家は、真っ白でかわいいファリーヌに激アマです。ファリーヌは60以上のおもちゃを与えられているにも関わらず全然遊ばす、たくさんの種類のおやつを買ってあげてもすぐに飽きるそうで、いろいろ家に有り余っているとぼやいておりました。犬も女心は移り気で難しいものです。
 そこで、おこぼれをいただけるのがわが家のパステル٩( ᐛ )و わが家にパステルが来たときに、ペットショップでおもちゃを2つ買ってあげました。綿が全部抜けてボロボロになったクマの人形(もはや目鼻がついた茶色の布)と骨の形をした水色の歯固めの二つぽっきりのおもちゃで健気に遊ぶパステルを見かねたのか、気がつくとヨハンさんが次々にパステルにおもちゃや人形を与えてくれています。彼のおかげでパステルのベッドには、現在20数体もの人形が横たわっています。ヨハンさんはパステルのこともとてもかわいがってくれて、鳴いていると様子を見に来てくれたり、猪ジャーキーなるおやつを時々いただいているそうです。お会いする時にいつもお礼をお伝えしているのですが、なんだか申し訳ない気持ちでいっぱいです。わが家もパステルには歯磨きバーやらジャーキースティックなどを与えていますが、ファリーヌはきっともっとよき食べ物を与えられているんだろうなぁ。パステルよ、すまんなぁ(´-`).。oO

 そんなパステルが、例のごとくヨハンさんからいただい人形でとっても気に入っている物が2つあります。それは、ピンクのトイプードルとダルメシアンみたいな犬の人形です。
 ある夕方、たっぷり子供達と遊んだにも関わらず、珍しくパステルが人を呼ぶように鳴いていました。様子を見に行くと、ピンクのトイプードルの人形をどこに置いたか忘れてしまったようで、必死で庭を探している様子でした。長女が裏庭で見つけてパステルに渡すと、なんやら安心したようにその人形をくわえて寝床に戻って行きました。不思議なものです(^-^)次女曰く「ピンクでかわいいから、女の子だと思ってるんだよ」。それからもパステルは、汚れても泥だらけになっても、その人形のお世話をしています。
 また別の日にヨハンさんが、ダルメシアンのような白黒のお人形を投げ入れてくれていました。パステルはこの白黒のお人形がたいそう気に入ったようで、庭のどこに行くにも連れて歩いていました。次女曰く「白黒だから、自分の子供だと思ってるんだよ」。
 パステルは、自分の体とこの人形の模様がなんとなく似ていることに気がついたのでしょうか?アリエージョワのようなマイナー犬ではなく、これはダルメシアンだと思うのですが、わが家ではPetit Ariegeois(プチ・アリエージョワ)と呼んで、破れれば縫い合わせ、汚れれば洗ってあげています。いつもありがとう、おとなりのヨハンさん。
 

⬇︎汚れたトイプードルを段ボールに上げて保護するパステル。

⬇︎破れても汚れても、パステルがわが子のようにかわいがっているダルメシアンの人形。この日は洗ってキレイにしてあげました。

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