日本とフランスのあいだ

雪国で生まれ育った親と、南米で育ったちびっこ達の生活記録です。筆者は、お笑いと福袋をこよなく愛す40代です。

「アルプノマスク」

お題「#おうち時間

 日本では「アベノマスク」が各ご家庭に配布されることに決まってから、いろいろと物議を醸しましたね。日本の納税者ではない私は、日本の政治にとやかく言える立場でも、良き代案を持っているわけでもないので、とにかくコロナウィルス問題が1秒でも早く収束することを願うのみです。

 給食当番を彷彿とさせるマスクを着用した安部総理が発表した「アベノマスク」案に影響を受けたのかどうかはわかりませんが、我らがオート・サヴォワ県を含むローヌ・アルプ地方でもマスク2枚が各家庭に配布されることになりました。ご年配の方々のご家庭に優先的に配布されるとのことで、お義父さんとお義母さんは、いち早くこの「アルプノマスク」を受け取っていました。ちなみに、「アベノマスク」にちなんで、私が勝手に「アルプノマスク」と呼んでいるだけです (°▽°)

 フランスでは3月17日に軟禁生活が始まり、5月11日に解除されましたが、現在もお義母さんは家の敷地をたった1度出たきりです。(その1度は、徒歩5分のところに位置するわが家であります。)お義母さんは、ずーっとずーっと家にいて、スーパーにさえも行っていません。もう80歳ですから、自分でもかなり気をつけているようです。そんなお義母さんは、もちろんマスクには慣れていないため、「アルプノマスク」を自宅で試してみたところ、全く息ができずジタバタしたそうです。

 「やっぱり、フランス人ってマスクに慣れていないんだなぁ~」と軽~く考えていたのですが。なんと!先日わが家に配布された「アルプノマスク」を装着してみたらば!マスクに慣れている私でさえもとにかく息が苦しいΣ(゚д゚lll)
 正式名称はわかりませんが、生地がツルツルピカピカしている厚めのやーつで、ガーゼとか綿ではないようなのです。お義母さんが、もがいてジタバタした理由がようやくわかりました。お義母さんよ、あの日のジタバタを軽んじて誠に申し訳ない…。
 わが家のフランス人は、軟禁が解除されてから週に一度出社し、他の日は自宅でテレワークを続けています。会社内では、会社指定のマスクの着用が義務づけられているそうで「アルプノマスク」も、私がアルトバイエルンのような太い指と、すっかり使い古した手ぬぐいでなんとか作りあげたマスクも出番はないようです。

 そんなわけで。せっかくいただいた「アルプノマスク」ですが、返却できるようなら村役場に持って行くか、必要な方にお渡ししようかなと思います。一つは試着のために開封してしまったので、万が一の時に備えて(それが、いつなのかはわからないが)保管しておきますm(._.)m

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