パステル、2度目の逃走
わが家のパステルが2度目の脱走を成功させましたΣ(゚д゚lll)
階下から長女のオロロンオロロンと言う泣き声が聞こえたものの、次女は通常運転だったので、てっきりいつものように長女(小6)が次女(小2)に泣かされたのだろうと思っておりました。
パステルの脱走時、私は仕事中で、1時間ほどスカイプから抜けられない仕事内容でした。子供達もそのことを知っていたので母には助けを求めにこなかったようです。「パステルがいなくなっちゃった、もう会えない」と長女は泣き続け、次女は「すぐに帰ってくるよ」と言って平然としていたようです。(次女のその自信はどこから来るものなのでしょうか~σ(^_^;))
夕方、子供達は庭でローラーブレードを楽しんでいたのですが、少しすると庭だけではつまらなくなったらしく、家の前の公道で遊ぶことにしたそうです。二人とも一気に公道に出てしまうと、パステルが「わいも、わいも!外に出して、出して!」と吠えるので、庭でパステルと遊ぶ係と、家の前の道でローラーブレードを楽しむ係を交代で行うことにしたらしく、次女が交代のために門をあけたその一瞬をつき、パステルはスルリと門を抜けて、スタコラサッサーと走り去って行ったそうでしてε=ε=ε=ε=ε=ε=┌( ̄◇ ̄)┘
私は以前パステルを逃がしてしまった経験がありますので、やつの逃げ足の速さと追いかける飼い主への挑戦的な態度は重々承知しています。逃げてもう1時間となると、非常にまずい...(*_*)しかも、フランスは現在も18時以降は外出禁止令が出ています。パステルが脱走したのは18時5分。探しに行きたくても外は真っ暗で、外出できない時間なのです。
こんな暗い中をどこに行ったんだろう、とりあえず探しに行こうと3人で話していると、夫が週に一度の出勤日から帰って来ました。18時以降の許可証なしの外出は、警察に見つかったら罰金ですが、それを覚悟で4人でパステルを探しに行くことにしました。パステル脱走経験者の私は、夫に「おびき寄せるために、パステルにおやつを見せたらいいから、お主はたくさん持って来るように」と指示を出し、勇ましくみなよりも先に家を出ました。
前回パステルに逃げられた時は、1時間後に家の近くまで帰って来て迷っていましたので、とりあえず家の周りを捜索しました。しかし今回は、家の周辺に帰って来ている気配はなし。徒歩5分のご近所に住むお義父さんにも連絡をして、パステルらしき鳴き声が聞こえたら連絡をもらえるようにお願いしておきました。2度目ともなると、こんな私でも多少は学習しているものです。逃がさないようにすれば、こんなことを学ばなくても済むわけですがσ(^_^;)夫は車で村を捜索しようと言うので、前回逃げられた道のりをたどることを提案しました。
脱走犬パステル捜索開始から10分後、夜道を散歩をしている若いカップルが目の前に現れ、毛の長い犬を連れているな~と思ったら、その後ろにパステルがっ∑(゚Д゚) 思いの外早く見つかりました〜!!
人気のない真っ暗な道で、急に見知らぬ車が止まったと思ったらば、ヌッと出てきたのが落ち武者のような怪しいアジア人だったので、そのカップルはたいそう驚いたようすでしたが、「ボンソワール。その犬、うちの犬です。」と伝えたら、カップルはとても喜んでくれました。
なんでも、1時間前に若きカップルの家の前をパステルがうろうろしていたところを、保護してくれたそうです。しかし、彼らの家で飼っているわんちゃんと仲良くなれそうもなく、家で保護するのは無理だと判断し、Facebookの「オート・サヴォワ県おたずねペット掲示板/Pet Alert Haute-savoie 74」と言うグループに、パステルの写真と特徴を投稿し、情報を集めてくれていたそうなんです。私もFacebookは利用していますが、そんなグループがあることを知らなかったので、その掲示板には気がつきませんでした。
カップルは、1時間待ってもなんの情報も得られなかったため、動物保護団体に連絡して、15分後にパステルを引き渡す手続きをしているとのことでした!
((((;゚Д゚)))))))思わぬ展開にドキドキしていると、彼女が急いで保護団体に電話をして引き渡しをキャンセルしてくれました。あぶなかった~。あと15分で、パステルは村から遠い場所に運ばれて行くところでした。
泣き続けていた長女はようやく、顔が真っ青くらいまで回復しました。逃がした直接の原因の次女も、あと15分で会えなくなるところだったと聞いて、やっと事の重大さに気がついたようでした。とにかくみつかってよかった。パステルは、今日も元気です。