日本とフランスのあいだ

雪国で生まれ育った親と、南米で育ったちびっこ達の生活記録です。筆者は、お笑いと福袋をこよなく愛す40代です。

京都・観光文化検定にトライ!

 日本にはたくさんの検定試験があります。始めた時は趣味でがんばっていたことが、具体的な点数や○級と評価されることにより、やりがいと達成感を味わうことができるので、検定試験はたいへん人気があるのかなと思います。

 1つ前の記事で、無知な部分を晒してしまった私ですが、何らかの形で自分の勉強してきた過程を残しておきたいタイプなので、これまでも検定試験を受験したり資格試験に挑戦したりしてきました。

 東日本出身の私は、西日本については日本史の教科書くらいの知識しかありません。それ以上でもそれ以下でもないのです。まぁ、「普通」「現状維持」「可もなく不可もなく」を目指して生きているわけですから、これでいいのかもしれません。

 でも、こんな私でもせっかく京都に住んでいるのだから京都のことは詳しく勉強したいと思っています。ほとんどない向上心も、たまに現れるものです。京都と言えば寺社仏閣が有名ですので、神社検定もいいなと思っていましたが、まずは京都観光文化検定にトライすることにしました。

 京都観光文化検定は、京都商工会議所が主催している京都に関する検定試験です。「京都の歴史、文化、神社・寺院、祭や行事、工芸、暮らしなど幅広い切り口で京都通度を認定する検定試験」となっています。教本を買ってはみたものの、パラパラめくっても勉強方法がまったくわからなかったので講習会に参加してきました。

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  講習会は定員150名、10時から17時まで、料金は家計に響く6,000円(教本代含まず)です。なかなかいいお値段なので、気合を入れて勉強してきました。

 講習会開始15分前に到着しましたが、もう会場の後方部の席しか空いていませんでした。参加者のみなさんの気合が感じられます。この時点で、もう気合の差がわかります。結局、目標の「現状維持」を達成することになってしまうのでしょうか。

 講師は儀式作法研究家、俳優の岩上力先生です。先生のお話は京都に関する情報が芋づるのようにどんどんあちらこちらへと派生していき、私が考えていた以上に奥深い検定であることがわかりました。

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  がんばってノートを取りましたが、追いつかず。でも、1人で読んだらただの羅列だった教本も、先生の講習内容と照らし合わせて復習をすると理解度がかなり変わります。乱筆、乱文、誤字、脱字だらけです_φ(・_・

 

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  京都検定関連書物の物販もありました。真ん中の「ジュニア京都検定」という本は、漢字にふりがなが振ってあり、カラー写真や絵が豊富なので子供や外国人の方にもオススメです。私にもこっちの方がちょうどいいかな。そんなわが家には、子供も外国人も両方いるので購入しました。テスト勉強は久しぶりです。12月11日の検定試験まで少し頑張りたいと思います。

少し多めに授けて欲しい【法輪寺】

 モンキーパークから、阪急嵐山駅に向かって少し歩くと途中に法輪寺があります。

 法輪寺真言宗のお寺で、虚空蔵菩薩を本尊とすることから「嵯峨の虚空蔵さん」とも呼ばれており、十三詣りの時には全国からお詣りに訪れるそうです。

 私はこの「十三詣り」について知りませんでした。ブログを始めたばかりなのに、自分の無知で未熟な部分が早くもバレてしまいました。

「十三詣り」は四月十三日に、十三歳になった少年少女が守護祈願に訪れる行事です。小学生から中学生に上がり、思春期にさしかかる時期なので、確かに人生の中でも大切な変化の時期かと思います。法輪寺は智福を与えてくれると言われているので、全国から大人になるための智恵を授かりにやってくるとのことです。わが家のはちゃめちゃな2人にも智恵を授けてもらえますように。更に、もうけっこう大人で、人生半分を終えた私にも、今から知恵をつけていただけると本当に助かりますと、また欲が出てしまいました。ちなみに、帰りはお寺を出てから渡月橋まで振り向いてはいけないと言われているそうです。

 お守り売り場に「マイクロSDお守り」というものがあり、お守りも新しい時代に入ったんだなと感じました。

 

 

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 こちらが山門です。嵐山の木々も色づき始めていました。

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山門から少し登ると「電電宮」があります。こちらは電気電波業界の発展祈願の神社です。名前が面白いですよね。

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こちらが法輪寺の本堂です。

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 《法輪寺

www.kokuzohourinji.com

 

 

嵐山のお猿

 しばらく寒かった京都ですが、先週末はお天気も良くおでかけ日和でした。

 日曜日の午後は、嵐山に行って来ました。独身時代に友達と訪れた時は、嵐山散策を思う存分楽しんだのですが、今回は子供も一緒なので大人の好きなところばかりを回るのは難しそうです。私も年をとって環境も変わりました。あっと言う間の40年です。大人になったもんだ。

 度月橋を渡ってボート乗り場の方向に歩くと櫟谷宗像神社があります。その神社の階段を上ると、社務所の隣にモンキーパークの受付があります。

嵐山モンキーパーク いわたやま≫

monkeypark.jp

 【料金】大人550円 / こども250円

 

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 約20分ほど、こんな山道を登り続けます。私のような太っちょには厳しい道で、膝に負担がかかります。そして、小さな子供やお年寄りにも辛い行程かもしれません。頂上付近には小さな公園があり、すべり台、ブランコ、シーソーなどがあるため、おサル達を目の前に、もう見えているにも関わらず、こども達がとどまってしまいました。せっかくおサルを見せるために連れて来たのに、公園から引き離すのに一苦労です。いつものことながら、子供ってのは、予測不能な生き物です。

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 なんとか頂上まで子供達を登らせると、おサル達がそこら中を歩いていました。長女は「自由にしてるって思わなかった」と、アワアワして逃げ腰になっていましたが、次女は目を離すとおサルに近寄って行くので止めるのがたいへんでした。

 モンキーパークでは

1.おさるの目をじっと見てはいけない。

2.おさるにさわらない。

3.食べ物を見せない。

と言う決まりごとがあります。次女は決まりで言われているのに、おサルをみつめて、触りに行こうとしていました。説明なんかおかまいなし。やるなと言われたらやってみたくなるフランス人の血が騒ぐのでしょう。

おサルは、じっとみつめると、こちらが威嚇していると誤解してしまうそうです。また、外で食べ物を出していると、そのうちおサルが人に飛びかかったりするようになってしまうかもしれないそうで、このパークの中だけではなく、山の下の民家の方々に迷惑がかかってしまう恐れがあるとのことでした。モンキーパークの頂上ではバナナ、りんご、落花生など、ビニール袋に小分けにされたおサルのエサを1袋100円で購入して、小屋の中からあげることができます。

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 ↑こんな感じでおサルが網越しにエサをもらいに来ます。渡すとすぐにまた「くれ」と手を出して来ます。バナナ3切れを縦に口に入れてサッーっと屋根に上っていくおサルもいました。バナナを少しもらったら、今度はリンゴを持っている人のところに移動して両方を楽しんでいるおサルもいて、賢いなと感心してしまいました。

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  エサやり小屋の中は、間近でおサルと見ようとする人間達で混み合っています。たくさんの人がエサをあげるので、お腹がいっぱいで食べに来ないこともあるそうです。

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 エサやり小屋から離れると、屋根の上で遊んでいるおサルや、ノミ取り(?)をしているおサルもいました。中には係員の方から片時も離れずに寄り添っているおサルもいました。モンキーパークのおサル達は、全員名前があります。もちろん私にはわかりませんが、係員の方は顔が一匹ずつ違うから見分けがつくとしておっしゃっていました。さすがです。

 

 

バックドロップでPR

  2014年から京都で「京都国際映画祭」が年に一度開催されています。今年は10月13日〜16日の3日間でした。まだ始まったばかりだからか、短めです。

 「映画もアートもその他全部」がテーマの映画祭だそうです。名前は「映画祭」ですが、伝統芸術やアートも含めたフェスティバルというのが、京都らしいなと思います。

 

 イベント会場になっていた京都市役所前広場には、ジャイアント馬場がバックドロップをしているような大型アート作品が展示されていました。芸術的です。

 

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 外国人観光客もこのアート作品の写真を撮っていました。彼らはジャイアント馬場を知っているのだろうかとも思いましたが、アートに言葉は無用。赤パンの大男がバックドロップを決めているという事実がいいんです。

 

 映画は好きですが、私はそれ以上に「日本のお笑い文化」が大好物です。映画祭のPRイベントには、京都に縁のある有名人の方が登場するということで、京都出身のチュートリアルさんがイベントに来ていました。M1チャンピオンです!決勝戦のバーベキュー串の妄想漫才に大笑いしたことを覚えています。

 ネタが見られるのかと思ってワクワクしていましたが、映画祭のPRイベントなので残念ながらネタを見ることはできませんでした。それはそうですよね。貪欲すぎました。でも、映画祭には興味がない方も、京都出身の芸人さんがPRすることによってちょっと行ってみようかと思うかもしれません。私もこの映画祭の存在を知りませんでしたが、お笑い芸人さんが来るということがきっかけで存在を知り、市役所まで走り出し、こうしてブログを書いています。

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 京都のご当地アイドル「ミライスカート」というグループもイベントでがんばっていました。80年代に絶対に会えないアイドル達をベストテンで見ていた私なんかは、時代は変わったな〜と感慨深く感じます。映画祭の期間中、お笑いのネタが見られるステージもあるようでした。→しかも無料です。

 私は時間が合わなくてネタを見に行くことはできませんでしたが、笑い飯さんのPRイベントも観覧して来ました。こちらもM1チャンピオンです!

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今年は偶然通りかかって知ったのですが、 来年はもっと早くから京都国際映画祭のことを調べて映画もアートもその他全部も楽しみたいです。

 

《京都国際映画祭》

kiff.kyoto.jp

 

 

 

 

日本に戻って来られるとは!

 はじめまして。ブログ「日本とフランスのあいだ」に遊びに来ていただきまして、ありがとうございます。

 

 わが家はフランス人夫+日本人妻+フランス生まれブラジル育ちの長女+ブラジル生まれブラジル育ちの次女の4人家族です。

父:フランスの雪国オート・サヴォワ地方生まれの山男。趣味は旅行くらいですが、ロックと大相撲が大好きな40代。好きな力士は、今までもこれから先も元横綱朝青龍。これは絶対変わりません。

母:日本の雪国東北地方生まれの雪ん子。お笑い(特に漫才)とおにぎりが大好きな40代。子供のころからお小遣いはすべて買い食いにつぎ込んでいた太っちょ。

長女:顔、性格共に母にそっくりで、おにぎりが大好きな小学生。ブラジル仕込みのサンバが得意で、着ぐるみは本当の生き物と信じている女の子。

次女:チュッパチャップスで姉のみぞおちを突き、困った姉を見てニヤニヤするいたずら好きな幼稚園児。父にそっくりでとっても洋風な外見だが、うどんが大好物。

 以上のメンバーでお送りしています。

 

 2009年1月から日本を離れて外国に住んでいましたが、主人の転勤に伴い、また日本に舞戻って来ることができました。生粋の日本人として、こんなにうれしいことはありません。以前は東京に住んでいましたが、今回はなんと古都、京都です!2年間と言う期限付きの滞在予定なので、京都をできるだけ楽しもうと思っています。一食も無駄にしないのが目標です!

 

 このブログも何かのついでにちょこっと覗いていただけたらうれしいです。

 どうぞよろしくお願いします。