日本とフランスのあいだ

雪国で生まれ育った親と、南米で育ったちびっこ達の生活記録です。筆者は、お笑いと福袋をこよなく愛す40代です。

京都の人はパンをよく食べます【手作りパン工房 coneruya】

 京都は伝統の町ですが、西洋文化の象徴でもあるパンの消費量が国内第1位です。以前テレビ番組で、京都出身の佐々木蔵之介さんも、京都人のパン好きの話題が出た時に「やっぱり、僕も朝はパン派です。」とおっしゃっていました。

 確かに京都に来て驚いたことの一つはパン屋さんの多さです。小道に入ると、こじんまりとした、おしゃれなパン屋さんがたくさんあるんです。わが家は家族4人ともパンが大好きで、朝はもちろんパン食なので、京都ではパン屋さんを回ると言う新たな楽しみができました。

 

 こちらは「コネルヤ」さんです。

 子供達の学校給食は、週に一度コネルヤさんのパンの日があります。長女は無邪気に喜ぶ母のために、いつもパンを持って帰って来てくれます。本人は母に持って帰るために給食で一個しか食べないと言うので、「ママのことはいいから、ちゃんと食べて来なさい。」と諭しているのですが、持って来てくれると、つい母は浮かれてしまうんですよね。食いしん坊を母に持つわが子は、いらぬ苦労をしています。

 

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 コネルヤさんはとっても小さなパン屋さんです。丸太町通りという大通りに面したパン屋さんで、駐車場や駐輪スペースはないので少しだけ不便です。でも、このお店ではパンを成形している様子が外から見られるので、子供達も私もこのパン屋さんに行くのが大好きです。それと、お店のロゴがとってもかわいいんです。

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 次女はこのお店のメロンパンが大好きです。入って行くと真っ先にメロンパンに向かいます。メロンパンはとてもおいしいようで、給食に出ても長女は決して持って帰ってきません。

 私がコネルヤさんのパンで一番好きなのはクリームパンです。小ぶりながらクリームがたっぷり入っています。(写真:右側上下の2個)クリームパンは2種類あって、クリームが中に入っているタイプと、上にたっぷりのっかっているタイプです。どちらも甲乙つけがたくおいしいです。 

また、子供達の 給食によく出ている惣菜パンは、ピザ系が多いようです。私はけっこうピザパンも好きですが、父は玉ねぎが嫌いなので、このお店の玉ねぎたっぷりのピザパンは苦手なようです。

 ハード系のパンは、他のお店と比べると、気泡が大きくて軽い仕上がりです。➡︎ちょっとスカスカ感があります。

 どのパンもおいしいのですが、コネルヤさんのパンでは、ドーナツやクリームパン、チョコレートマフィンのような菓子パンが一番のオススメです。 

 

【手作りパン工房 コネルヤ】

HPはないようなので、facebookのページを紹介します。⬇︎

https://www.facebook.com/手作りパン工房coneruya-739761092707307/

 

 

万華鏡を作る

 先日、寺町へ行く途中「万華鏡ミュージアム」をみつけました。わが家のちびっこ二人は万華鏡が大好きで、けっこう前にお子様ランチでもらった、なかなか華奢な万華鏡を、いつも取り合っています。鬼のような私ですが、そんな二人に「おまけ」じゃない万華鏡を思う存分みせてあげようと言う母心が働き、こども達と万華鏡ミュージアムに行って来ました。

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  万華鏡の展示スペースは大きくありませんが、2〜3ヶ月毎にテーマが変わり、様々な万華鏡が展示されています。2016年12月〜2月は「輝く冬の万華鏡展」が開催されていました。

 私が知っている万華鏡とは、花柄の赤い布が貼られた軽い筒で、民芸品店などで500円くらいで手に入るものです。しかし、この博物館に展示されている万華鏡は、ペットボトルや竹、ガラスなどの筒で、形状も様々です。きのこの形をしている万華鏡や、モザイクアートで舞妓さんの上半身を作った立体的なもの、水晶玉やツボのようなタイプなどもありました。子供でもみられるように踏み台も用意されていました。1時間に1回展示スペースの明かりを消して天井、壁面に万華鏡が投影されるコーナーもあります。

 

 万華鏡を作ることができるスペースもあり、工作が大好きな長女は、展示物よりも、この万華鏡作りをとっても楽しみにしていました。

 万華鏡はドライタイプ520円と、オイルタイプ2,200円から選べます。わが家はもちろん節約してドライタイプを選びました。

 係員のお姉さんが作り方を一段階ずつ丁寧に教えてくれます。ドライタイプでも、中に入っているビーズやボタンなどの材料が一人ずつ違うので、姉妹で作っても全く違うものができあがりました。中の材料を、自宅にあるボタンやビーズなどと交換して楽しめるように、筒は外すことができるようになっていました。万華鏡の筒の周りの用紙は、自分で好きなものを選ぶことができます。

 

 来年の5月には、万華鏡世界大会が京都で開催されるそうです。時間が合えばそちらものぞいてみたいものです。

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  長女はカエル柄の紙を選びました。

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  中は⬆︎のように、ビーズやクリップ、ボタンなどが入っています。スリーミラーシステムと言うタイプの万華鏡を作りました。覗くとお花のように見えるのが不思議です。

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《万華鏡ミュージアム》

k-kaleido.org

 

入場料:大人300円 / 小中学生200円

休館日:月曜

 

京都ライフは自転車で

 京都に来て、自転車移動をする人の多さと駐輪場の充実ぶりに驚きました。電動自転車の数もかなり多いです。こども二人を前後に乗せているお母さんもたくさんいらっしゃるので、電動でなければ重くてたいへんです。忙しいお母さん方、時々信じられないようなスピードで駆けていきます。傘をしっかりと固定できるバーをつけている人もいれば、携帯ホルダーをつけている人もいます。自転車は京都の方々にたいへん愛されているようですね。

  わが家はマンション住まいなのですが、マンションの駐輪場は一世帯二台までと言われています。そうしなければ、マンションの駐輪場が溢れかえってとんでもないことになってしまうのかもしれません。

 通学に必要なので、わが家もまずは私と次女の二人乗り用と、長女用の二台を購入しました。よってしばらくの間、わが家の父は3人を追って走ると言う奴隷のような外出をしていました。電動自転車ではないので、彼はラッキーだったと言えるでしょう。

駐輪場は一台につき年間3,000円ほどかかります。父の自転車は週末しか使わないので、管理人さんに確認の上、エレベーターで部屋まで運んで、ベランダに置いています。

 三人家族のお友達のマンションは、駐輪場は二台まで、自転車をベランダに置くことはできないそうで、二台だけ購入(➡︎誰か一人走る、わが家のように、その役目は父)という選択はないので、バスで移動することに決めたそうです。

 八年ぶりの自転車生活は本当に嬉しいもので、自転車用の合羽や手袋を購入して京都自転車ライフを楽しんでいます。

 

 町中には駐輪場もたくさんあり、道端に停めている人はあまり見かけません。違法駐輪の取り締まりもあるようです。 今は活用できていますが、最初は駐輪場の利用方法がわかりませんでした。ショッピングセンターの駐輪場を利用した時に、係員の方に「あの、これはどうやって使うんですか?」と聞いて少し驚かれました。京都には駐輪場の使い方がわからない人など外国人観光客以外あまりいないのでしょう。

 

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 ⬆︎京都の町にはこんな駐輪場がたくさんあります。前輪を駐輪機(?)にグイっと差し込むと、両脇から前輪を固定する鍵がでて来ます。(コインパーキングのような形式です。)場所によって、最初の30分〜3時間が無料です。その後3時間または6時間毎に100円〜150円ほどの料金がかかります。イオンモールなどでは、レジで駐輪券を提出してサービス券をもらい、駐輪料金の支払いに使うこともできます。

 

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 ⬆︎出庫する時は、まず精算機 で料金を清算します。各駐輪機に番号が付いているので、その番号を入力すると料金が表示されます。料金を支払うと、鍵が外れて出庫できるというシステムです。料金は現金の他にPiTaPaと言うチャージ式のICカードでも支払いができます。また、 駐輪時に暗証番号を設定することができる駐輪場もあります。

 

 一年を通して観光客の多い京都ですが、レンタサイクルもたくさんあり、外国人の方々も自転車で京都観光を楽しんでいます。先日行ったレストランでは「自転車で来た場合もお酒の提供はできません」と張り紙がしてありました。自転車だって飲んだら乗るな、飲むなら乗るなってことです。

 だんだん寒くなって来ましたが、できる限り自転車移動で頑張ろうと思います!

 

 

 

京都・観光文化検定にトライ!

 日本にはたくさんの検定試験があります。始めた時は趣味でがんばっていたことが、具体的な点数や○級と評価されることにより、やりがいと達成感を味わうことができるので、検定試験はたいへん人気があるのかなと思います。

 1つ前の記事で、無知な部分を晒してしまった私ですが、何らかの形で自分の勉強してきた過程を残しておきたいタイプなので、これまでも検定試験を受験したり資格試験に挑戦したりしてきました。

 東日本出身の私は、西日本については日本史の教科書くらいの知識しかありません。それ以上でもそれ以下でもないのです。まぁ、「普通」「現状維持」「可もなく不可もなく」を目指して生きているわけですから、これでいいのかもしれません。

 でも、こんな私でもせっかく京都に住んでいるのだから京都のことは詳しく勉強したいと思っています。ほとんどない向上心も、たまに現れるものです。京都と言えば寺社仏閣が有名ですので、神社検定もいいなと思っていましたが、まずは京都観光文化検定にトライすることにしました。

 京都観光文化検定は、京都商工会議所が主催している京都に関する検定試験です。「京都の歴史、文化、神社・寺院、祭や行事、工芸、暮らしなど幅広い切り口で京都通度を認定する検定試験」となっています。教本を買ってはみたものの、パラパラめくっても勉強方法がまったくわからなかったので講習会に参加してきました。

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  講習会は定員150名、10時から17時まで、料金は家計に響く6,000円(教本代含まず)です。なかなかいいお値段なので、気合を入れて勉強してきました。

 講習会開始15分前に到着しましたが、もう会場の後方部の席しか空いていませんでした。参加者のみなさんの気合が感じられます。この時点で、もう気合の差がわかります。結局、目標の「現状維持」を達成することになってしまうのでしょうか。

 講師は儀式作法研究家、俳優の岩上力先生です。先生のお話は京都に関する情報が芋づるのようにどんどんあちらこちらへと派生していき、私が考えていた以上に奥深い検定であることがわかりました。

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  がんばってノートを取りましたが、追いつかず。でも、1人で読んだらただの羅列だった教本も、先生の講習内容と照らし合わせて復習をすると理解度がかなり変わります。乱筆、乱文、誤字、脱字だらけです_φ(・_・

 

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  京都検定関連書物の物販もありました。真ん中の「ジュニア京都検定」という本は、漢字にふりがなが振ってあり、カラー写真や絵が豊富なので子供や外国人の方にもオススメです。私にもこっちの方がちょうどいいかな。そんなわが家には、子供も外国人も両方いるので購入しました。テスト勉強は久しぶりです。12月11日の検定試験まで少し頑張りたいと思います。

少し多めに授けて欲しい【法輪寺】

 モンキーパークから、阪急嵐山駅に向かって少し歩くと途中に法輪寺があります。

 法輪寺真言宗のお寺で、虚空蔵菩薩を本尊とすることから「嵯峨の虚空蔵さん」とも呼ばれており、十三詣りの時には全国からお詣りに訪れるそうです。

 私はこの「十三詣り」について知りませんでした。ブログを始めたばかりなのに、自分の無知で未熟な部分が早くもバレてしまいました。

「十三詣り」は四月十三日に、十三歳になった少年少女が守護祈願に訪れる行事です。小学生から中学生に上がり、思春期にさしかかる時期なので、確かに人生の中でも大切な変化の時期かと思います。法輪寺は智福を与えてくれると言われているので、全国から大人になるための智恵を授かりにやってくるとのことです。わが家のはちゃめちゃな2人にも智恵を授けてもらえますように。更に、もうけっこう大人で、人生半分を終えた私にも、今から知恵をつけていただけると本当に助かりますと、また欲が出てしまいました。ちなみに、帰りはお寺を出てから渡月橋まで振り向いてはいけないと言われているそうです。

 お守り売り場に「マイクロSDお守り」というものがあり、お守りも新しい時代に入ったんだなと感じました。

 

 

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 こちらが山門です。嵐山の木々も色づき始めていました。

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山門から少し登ると「電電宮」があります。こちらは電気電波業界の発展祈願の神社です。名前が面白いですよね。

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こちらが法輪寺の本堂です。

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 《法輪寺

www.kokuzohourinji.com