日本とフランスのあいだ

雪国で生まれ育った親と、南米で育ったちびっこ達の生活記録です。筆者は、お笑いと福袋をこよなく愛す40代です。

ファンシーな音楽噴水

 京都駅前の広場には「音楽噴水」があります。バスターミナルの側なので、通りかかるたびにAQUA FANTASYというファンシーな看板が気になってはいましたが、これまで噴水の公演時間にあたったことがなかったので気がつきませんでした。

 公演時間になると、クラシック音楽をBGMにした七色の噴水がシュンシュンピュンピュンヒューヒューと踊ります。時間は10分くらいですが、大人も子供も噴水の動きをじっと見つめていました。

f:id:YUMLASER:20161218203745j:image

f:id:YUMLASER:20161218203755j:image

f:id:YUMLASER:20161218203809j:image

kanko.city.kyoto.lg.jp

 音楽噴水からは京都タワーも見えます。東京タワーやスカイツリーと比べると、こじんまりとしたタワーですが、京都の夜空によく映えます。夜に京都タワーの大浴場にゆっくりつかったりしたら最高だろうな〜と思ったりしますが、大騒ぎするちびっこ2人を伴って行くのは難しいんだよな〜。

f:id:YUMLASER:20161218203817j:image

f:id:YUMLASER:20161218203827j:image

 

京都駅のクリスマスツリー

 わが家が住んでいる地域は、京都の中心地らしいのですが、なぜかクリスマスのデコレーションが全くありません。寺町通りに出てみても、商店街感強めのイルミネーションです。

 私は無類の忘年会好きです。フランス人の夫と知り合ったのは、自分と全く関係ない会社の忘年会に顔を出して飲み食いしたためです。忘年会って何をもたらしてくれるか想像がつかないものですね。

忘年会があるのは年末。私はそんな「日本の年末」の雰囲気が大好きで、11月初旬からこの時期をソワソワして待っていましたが、やはり未だにご近所ではクリスマス、年末らしさを感じることができていません。東京では下町に住んでいましたが、商店街や飲食店、コンビニなども11月に入ると年末感抜群でした。8年ぶりの日本の年末なのに、ちょっとさみしいな思っていると、どうやら京都駅の方ではクリスマスムードが漂っていると聞いて、週末わざわざ見学に行ってきました。

f:id:YUMLASER:20161218203642j:image

 ↑こちらは京都駅地下街「コトチカ」内のクリスマスデコレーションです。屋内に置いておくのはもったいないような光ぶりでした。よっ!

f:id:YUMLASER:20161218203653j:image

 京都駅の階段は、クリスマスツリーやサンタさんのソリなどが、ライトが切り替わって演出される動きのあるデコレーションです。たくさんの方が階段に座っています。

f:id:YUMLASER:20161218203705j:image

f:id:YUMLASER:20161218203713j:image

 京都駅に設置されている巨大なクリスマスツリーです。様々な光り方があるようです。ツリーの足元にはヨーロッパの街並みのようなかわいいイラストパネルが飾ってありました。

 このツリーの横でサンタさんと記念撮影ができるというイベントが行われていました。大人も子供も無料で参加できます。記念撮影用にサンタ帽やトナカイの被り物なども貸し出してくれます。サンタさんは、外国人のような顔立ちの方でしたが、長女は「ヒゲが本当のじゃないから、あれは本当のサンタさんじゃないよね」とちょっと残念そうにしていました。サンタを信仰している彼女も、少し成長したものだと感慨深くツリーを眺めた夜でした。

 

 

京都の人はパンをよく食べます【手作りパン工房 coneruya】

 京都は伝統の町ですが、西洋文化の象徴でもあるパンの消費量が国内第1位です。以前テレビ番組で、京都出身の佐々木蔵之介さんも、京都人のパン好きの話題が出た時に「やっぱり、僕も朝はパン派です。」とおっしゃっていました。

 確かに京都に来て驚いたことの一つはパン屋さんの多さです。小道に入ると、こじんまりとした、おしゃれなパン屋さんがたくさんあるんです。わが家は家族4人ともパンが大好きで、朝はもちろんパン食なので、京都ではパン屋さんを回ると言う新たな楽しみができました。

 

 こちらは「コネルヤ」さんです。

 子供達の学校給食は、週に一度コネルヤさんのパンの日があります。長女は無邪気に喜ぶ母のために、いつもパンを持って帰って来てくれます。本人は母に持って帰るために給食で一個しか食べないと言うので、「ママのことはいいから、ちゃんと食べて来なさい。」と諭しているのですが、持って来てくれると、つい母は浮かれてしまうんですよね。食いしん坊を母に持つわが子は、いらぬ苦労をしています。

 

f:id:YUMLASER:20161205145614j:image

 コネルヤさんはとっても小さなパン屋さんです。丸太町通りという大通りに面したパン屋さんで、駐車場や駐輪スペースはないので少しだけ不便です。でも、このお店ではパンを成形している様子が外から見られるので、子供達も私もこのパン屋さんに行くのが大好きです。それと、お店のロゴがとってもかわいいんです。

f:id:YUMLASER:20161205145628j:image

 次女はこのお店のメロンパンが大好きです。入って行くと真っ先にメロンパンに向かいます。メロンパンはとてもおいしいようで、給食に出ても長女は決して持って帰ってきません。

 私がコネルヤさんのパンで一番好きなのはクリームパンです。小ぶりながらクリームがたっぷり入っています。(写真:右側上下の2個)クリームパンは2種類あって、クリームが中に入っているタイプと、上にたっぷりのっかっているタイプです。どちらも甲乙つけがたくおいしいです。 

また、子供達の 給食によく出ている惣菜パンは、ピザ系が多いようです。私はけっこうピザパンも好きですが、父は玉ねぎが嫌いなので、このお店の玉ねぎたっぷりのピザパンは苦手なようです。

 ハード系のパンは、他のお店と比べると、気泡が大きくて軽い仕上がりです。➡︎ちょっとスカスカ感があります。

 どのパンもおいしいのですが、コネルヤさんのパンでは、ドーナツやクリームパン、チョコレートマフィンのような菓子パンが一番のオススメです。 

 

【手作りパン工房 コネルヤ】

HPはないようなので、facebookのページを紹介します。⬇︎

https://www.facebook.com/手作りパン工房coneruya-739761092707307/

 

 

万華鏡を作る

 先日、寺町へ行く途中「万華鏡ミュージアム」をみつけました。わが家のちびっこ二人は万華鏡が大好きで、けっこう前にお子様ランチでもらった、なかなか華奢な万華鏡を、いつも取り合っています。鬼のような私ですが、そんな二人に「おまけ」じゃない万華鏡を思う存分みせてあげようと言う母心が働き、こども達と万華鏡ミュージアムに行って来ました。

f:id:YUMLASER:20161128002930j:image

  万華鏡の展示スペースは大きくありませんが、2〜3ヶ月毎にテーマが変わり、様々な万華鏡が展示されています。2016年12月〜2月は「輝く冬の万華鏡展」が開催されていました。

 私が知っている万華鏡とは、花柄の赤い布が貼られた軽い筒で、民芸品店などで500円くらいで手に入るものです。しかし、この博物館に展示されている万華鏡は、ペットボトルや竹、ガラスなどの筒で、形状も様々です。きのこの形をしている万華鏡や、モザイクアートで舞妓さんの上半身を作った立体的なもの、水晶玉やツボのようなタイプなどもありました。子供でもみられるように踏み台も用意されていました。1時間に1回展示スペースの明かりを消して天井、壁面に万華鏡が投影されるコーナーもあります。

 

 万華鏡を作ることができるスペースもあり、工作が大好きな長女は、展示物よりも、この万華鏡作りをとっても楽しみにしていました。

 万華鏡はドライタイプ520円と、オイルタイプ2,200円から選べます。わが家はもちろん節約してドライタイプを選びました。

 係員のお姉さんが作り方を一段階ずつ丁寧に教えてくれます。ドライタイプでも、中に入っているビーズやボタンなどの材料が一人ずつ違うので、姉妹で作っても全く違うものができあがりました。中の材料を、自宅にあるボタンやビーズなどと交換して楽しめるように、筒は外すことができるようになっていました。万華鏡の筒の周りの用紙は、自分で好きなものを選ぶことができます。

 

 来年の5月には、万華鏡世界大会が京都で開催されるそうです。時間が合えばそちらものぞいてみたいものです。

f:id:YUMLASER:20161128002933j:image

  長女はカエル柄の紙を選びました。

f:id:YUMLASER:20161128002936j:image

  中は⬆︎のように、ビーズやクリップ、ボタンなどが入っています。スリーミラーシステムと言うタイプの万華鏡を作りました。覗くとお花のように見えるのが不思議です。

f:id:YUMLASER:20161205145347j:image

 

《万華鏡ミュージアム》

k-kaleido.org

 

入場料:大人300円 / 小中学生200円

休館日:月曜

 

京都ライフは自転車で

 京都に来て、自転車移動をする人の多さと駐輪場の充実ぶりに驚きました。電動自転車の数もかなり多いです。こども二人を前後に乗せているお母さんもたくさんいらっしゃるので、電動でなければ重くてたいへんです。忙しいお母さん方、時々信じられないようなスピードで駆けていきます。傘をしっかりと固定できるバーをつけている人もいれば、携帯ホルダーをつけている人もいます。自転車は京都の方々にたいへん愛されているようですね。

  わが家はマンション住まいなのですが、マンションの駐輪場は一世帯二台までと言われています。そうしなければ、マンションの駐輪場が溢れかえってとんでもないことになってしまうのかもしれません。

 通学に必要なので、わが家もまずは私と次女の二人乗り用と、長女用の二台を購入しました。よってしばらくの間、わが家の父は3人を追って走ると言う奴隷のような外出をしていました。電動自転車ではないので、彼はラッキーだったと言えるでしょう。

駐輪場は一台につき年間3,000円ほどかかります。父の自転車は週末しか使わないので、管理人さんに確認の上、エレベーターで部屋まで運んで、ベランダに置いています。

 三人家族のお友達のマンションは、駐輪場は二台まで、自転車をベランダに置くことはできないそうで、二台だけ購入(➡︎誰か一人走る、わが家のように、その役目は父)という選択はないので、バスで移動することに決めたそうです。

 八年ぶりの自転車生活は本当に嬉しいもので、自転車用の合羽や手袋を購入して京都自転車ライフを楽しんでいます。

 

 町中には駐輪場もたくさんあり、道端に停めている人はあまり見かけません。違法駐輪の取り締まりもあるようです。 今は活用できていますが、最初は駐輪場の利用方法がわかりませんでした。ショッピングセンターの駐輪場を利用した時に、係員の方に「あの、これはどうやって使うんですか?」と聞いて少し驚かれました。京都には駐輪場の使い方がわからない人など外国人観光客以外あまりいないのでしょう。

 

f:id:YUMLASER:20161123082812j:image

 ⬆︎京都の町にはこんな駐輪場がたくさんあります。前輪を駐輪機(?)にグイっと差し込むと、両脇から前輪を固定する鍵がでて来ます。(コインパーキングのような形式です。)場所によって、最初の30分〜3時間が無料です。その後3時間または6時間毎に100円〜150円ほどの料金がかかります。イオンモールなどでは、レジで駐輪券を提出してサービス券をもらい、駐輪料金の支払いに使うこともできます。

 

f:id:YUMLASER:20161123082836j:image

 ⬆︎出庫する時は、まず精算機 で料金を清算します。各駐輪機に番号が付いているので、その番号を入力すると料金が表示されます。料金を支払うと、鍵が外れて出庫できるというシステムです。料金は現金の他にPiTaPaと言うチャージ式のICカードでも支払いができます。また、 駐輪時に暗証番号を設定することができる駐輪場もあります。

 

 一年を通して観光客の多い京都ですが、レンタサイクルもたくさんあり、外国人の方々も自転車で京都観光を楽しんでいます。先日行ったレストランでは「自転車で来た場合もお酒の提供はできません」と張り紙がしてありました。自転車だって飲んだら乗るな、飲むなら乗るなってことです。

 だんだん寒くなって来ましたが、できる限り自転車移動で頑張ろうと思います!