日本とフランスのあいだ

雪国で生まれ育った親と、南米で育ったちびっこ達の生活記録です。筆者は、お笑いと福袋をこよなく愛す40代です。

フリーペーパー

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 京都には観光者向けのフリーペーパーがたくさんありますが、もちろん居住者向けの物もたくさんあります。

 ⬆︎これらは、黙っていても毎月必ずポストに入ってくる公共機関発行、京都リビング新聞社発行のフリーペーパーです。以下は私が読んでみて感じた内容の違いです。独断と偏見ですので、あまり参考にはなりません、あしからず。

府民だより】

 市民新聞、区民新聞よりも真面目な内容です。催し物の告知や紹介よりも府政や知事関連の記事があり、報告的な内容が多いフリーペーパーです。

【きょうと市民新聞】

 府民だよりよりもページ数も多く「平成KIZOKU」という謎の白塗りコスプレイヤーが登場した月もあったフレンドリーな内容です。もちろん市政についての記事もありますが、催し物や市民の便利情報が盛りだくさんです。

【中京しんぶん】

 京都市中京区の区民新聞です。府民だよりと同じように区政や報告が多めです。府民だよりよりイラストが多いのであまり堅苦しさは感じません。催し物の告知が少ないので、区民としてはもう少し情報が欲しいところです。

【LIVING】

 リビングは催し物の告知よりも、求人情報や広告が中心です。一面は興味深い内容が載せられることが多いのですが、他はほとんどが広告です。私がこのフリーペーパーで好きなのが「かけいぼ診断」というコーナーです。毎号、自ら応募して来たと思われる京都府内のとある家族の収入、支出、家族構成が載っていて、それをファイナンシャルプランナーが分析するというコーナーです。家計のやりくりがうまくできていない私は、この記事を見たいがために必ずこのフリーペーパーを開いてしまいます。同じような家族構成、収入の場合は特に気になります。

 

 公共機関が発行しているフリーペーパーを中心に紹介しましたが、京都にはまだまだ観光者、居住者向けのフリーペーパーがあります。また次回少しづつご紹介したいと思います。

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⬆︎市役所の入り口には、京都市内の区民新聞が全てそろっています。

 

 

 

雪の朝

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  1月に入って、京都も雪の日が増えてきました。朝晩はけっこう冷え込みますが、管理人さんは「京都の冬は、まだまだこれからですよ。」と笑っていました。雪ん子の私でも、けっこう寒いと感じているのですが、確かに管理人さんはコートも着ずに掃除をしています。さすがです。私はまだまだ修行が足らんのです。

 先週末は、起きたらベランダにも雪が積もっていて、わが家の子供達は大はしゃぎでした。

 私達のマンションには駐車場がないので、近所のコインパーキングにお邪魔して雪だるまを作ったり、小さな雪だるまを家に持ち帰ってどんぶりに入れ、ベランダに置いておきました。十分に満足していましたが、4つのトトロ型雪だるまが鎮座しているお宅もあれば、目玉にアンパンマンのお面を使っているお宅など立派な雪だるま達がたくさん並んでいました。東北ほど積もる様子はありませんが、朝晩の通学、通勤はかなり手強い京都の朝です。

 

運転手さんのつぶやき

 年末に東北の実家に帰省し、大好きな福袋などを買って荷物が増えてしまったので、京都駅から自宅まで贅沢してタクシーで帰ることにしました。

 お願いしたタクシーの運転手さんは、父を見るなり「ハロ〜」と気弱に声をかけてくれましたが、その後ろからひょこっと現れたわたしを見ると「あ〜。よかったよかった。安心した。これでちゃんと行き先もわかるわ。」と喜んでくれました。現れただけで喜んでもらえるなんて、ちょっとうれしいです。

 乗車していたのは、わずか10分くらいの間でしたが、運転手さんは気さくなおじさんで、いろいろお話を聞かせてくれました。

 お客さんの5割、季節によっては7割が外国人の方々で、言われる行き先がよくわからず困っていること、いつも行列しているあるラーメン屋さんのお客さんは観光客ばかりで、地元の人は行かないことを「関東の人は並ぶのが好きやからな〜。」と感心するように話します。「並んでんのはネットオタクみたいなんばっかりや」と、自分はそのお店には並んだことがないわりには、なかなかの偏見を持っているのが彼の面白いところです。

 もう中国人による爆買いはなくなったそうですが、爆買いの頃は中国の業者さんがタクシーを貸し切りにして薬局を3軒ほどまわり、各店舗で300万円ほど購入していたそうです。私が「それじゃ、薬の棚が空になるでしょ。」と聞くと、「そうや、空や。」と頷いていましたが、最近は中国の関税の関係で、爆買い業者さんが来なくなったそうです。「もう金持ちはおらんな。」と爆買い業者を懐かしんでいました。

 おじさんの話で特に印象に残ったことがあります。 最近の外国人は、府に宿泊施設として申請をしていない民泊の利用者がかなり多いそうで、1棟借りで1万円程度のところに、タクシー2台分ほどの人が泊まり、そういった方々は、食事にスーパーの夜の値引き商品を購入し、朝食は夜遅くにもう一度スーパーに出向いて、さらに値引きされた商品を購入するそうです。

 予算が少ない旅行者なのだと思いますが、 そういった方々が増えているため観光客によって京都が潤うような状態ではないそうで「そんなん、観光客っていえんやろ」と寂しそうに言っていました。私も独身時代に1人で宿坊に泊まって京都のお寺巡りをした際は、けっこう節約して観光をしたものですが、ずっとこの街で暮らす人々にとって、観光客、観光収入というのはとっても大事なことなわけで、受け入れる側のことも考えて旅行するのも大事だなと考えさせられました。

  京都に来て4ヶ月が経ち、生活もやっと落ち着いて来たので、今年はもう少し頻繁にブログも更新できると思います。今年もよろしくお願いします。

ファンシーな音楽噴水

 京都駅前の広場には「音楽噴水」があります。バスターミナルの側なので、通りかかるたびにAQUA FANTASYというファンシーな看板が気になってはいましたが、これまで噴水の公演時間にあたったことがなかったので気がつきませんでした。

 公演時間になると、クラシック音楽をBGMにした七色の噴水がシュンシュンピュンピュンヒューヒューと踊ります。時間は10分くらいですが、大人も子供も噴水の動きをじっと見つめていました。

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kanko.city.kyoto.lg.jp

 音楽噴水からは京都タワーも見えます。東京タワーやスカイツリーと比べると、こじんまりとしたタワーですが、京都の夜空によく映えます。夜に京都タワーの大浴場にゆっくりつかったりしたら最高だろうな〜と思ったりしますが、大騒ぎするちびっこ2人を伴って行くのは難しいんだよな〜。

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京都駅のクリスマスツリー

 わが家が住んでいる地域は、京都の中心地らしいのですが、なぜかクリスマスのデコレーションが全くありません。寺町通りに出てみても、商店街感強めのイルミネーションです。

 私は無類の忘年会好きです。フランス人の夫と知り合ったのは、自分と全く関係ない会社の忘年会に顔を出して飲み食いしたためです。忘年会って何をもたらしてくれるか想像がつかないものですね。

忘年会があるのは年末。私はそんな「日本の年末」の雰囲気が大好きで、11月初旬からこの時期をソワソワして待っていましたが、やはり未だにご近所ではクリスマス、年末らしさを感じることができていません。東京では下町に住んでいましたが、商店街や飲食店、コンビニなども11月に入ると年末感抜群でした。8年ぶりの日本の年末なのに、ちょっとさみしいな思っていると、どうやら京都駅の方ではクリスマスムードが漂っていると聞いて、週末わざわざ見学に行ってきました。

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 ↑こちらは京都駅地下街「コトチカ」内のクリスマスデコレーションです。屋内に置いておくのはもったいないような光ぶりでした。よっ!

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 京都駅の階段は、クリスマスツリーやサンタさんのソリなどが、ライトが切り替わって演出される動きのあるデコレーションです。たくさんの方が階段に座っています。

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 京都駅に設置されている巨大なクリスマスツリーです。様々な光り方があるようです。ツリーの足元にはヨーロッパの街並みのようなかわいいイラストパネルが飾ってありました。

 このツリーの横でサンタさんと記念撮影ができるというイベントが行われていました。大人も子供も無料で参加できます。記念撮影用にサンタ帽やトナカイの被り物なども貸し出してくれます。サンタさんは、外国人のような顔立ちの方でしたが、長女は「ヒゲが本当のじゃないから、あれは本当のサンタさんじゃないよね」とちょっと残念そうにしていました。サンタを信仰している彼女も、少し成長したものだと感慨深くツリーを眺めた夜でした。