日本とフランスのあいだ

雪国で生まれ育った親と、南米で育ったちびっこ達の生活記録です。筆者は、お笑いと福袋をこよなく愛す40代です。

アヌシーをちょこっと

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 わが家の拠点はフランス、オート・サヴォワ県にあるアヌシーという町です。アヌシー自体の人口は約5万人くらいの小さな町ですが、それでもオート・サヴォワ県の県庁所在地的な町だそうです。周辺の村や町も合わせたら10万人くらい行くと、先日家族の誰かが威張っていました (^_^;) わが家もアヌシー市内ではなく、車で10分くらいの村に住んでいるので、プラスの5万人に入ると言えます。

海外に行くときは、お隣スイスのジュネーヴ空港から出るのが1番早く、ジュネーヴまでは車で30分です。わが家もブラジルから戻って来る時はいつも、ヨーロッパの都市→ジュネーヴ→車でアヌシーコースです。

 以前、この辺はサヴォワ公国という独立した国でした。ほとんどいませんが、それでもまた独立したいと思っている方がちょこっとだけ(おそらく1%未満)いるようで、手作りの「独立しよう!」と言う広告がポストに入っていることもあります。

 スイスも有名ですが、アヌシーのチーズ・フォンデュは「フォンデュ・サヴォワイヤード」(サヴォワ風フォンデュ)と呼ばれ、この地方の郷土料理です。

2年ぶりにアヌシーに戻って来たので、散歩に行って来ました。

⬆︎の写真は、アヌシー湖周辺と旧市街の写真です。のどかだ…。

駅近くの大きな公園 【梅小路公園】

 京都駅の裏側に「梅小路公園」があります。駅から徒歩で15分くらいの、京都水族館鉄道博物館に隣接している大きな公園です。こちらは災害地に市民が避難できる場所にもなっているそうです。京都は大小の公園が町の中にもたくさんありますが、梅小路公園は群を抜いて大きな公園です。

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「市電広場」には 大正・昭和に製造された電車の車両とプラットホームがあり、市電カフェ、市電ショップになっています。この日は、市電広場にご自分のロボットを操るおじさんがいて、わが家のちびっこもおじさんのロボットに夢中になっていました。ロボットがいたら、どこへでもついていくタイプです。

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 週末は公園内を、京都市電として初めて走った「チンチン電車」が走っています。 乗車時間は5分もありませんが、子供達はとても喜んでいました。(有料) 

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 「すざく夢広場」には大型遊具があります。天気がよかったこともあり、ちびっこ達で溢れかえっていました。一番人気の滑り台は、みんなダンゴになって滑っていました。とてもいい公園なのですが、あまりにもぎゅーぎゅー詰めで、楽しく遊べないくらいだったので、残念でしたがすぐに引き上げました。京都市内に、このくらいの遊具がある公園がもう少しあればいいなと思います。

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  手作りの物を販売するマルシェが行われていました。食料品、陶芸作品、手芸作品などなどたくさんの手作り品が販売されていました。わが家はサーターアンダギー、その場で彫ってもらえるハンコ、手染めのTシャツなどを購入しました。

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  よさこいのダンス披露もあり、日本全国から学生さんを中心にチームが集まっていました。この日は桜よさこい祭りがあったようで、市内4カ所でよさこいのダンスが観られました。

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 【梅小路公園

www.kyoto-ga.jp

 

がんばれ!ハシワタスンヤー!

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 以前もこのブログ内で紹介した「京都市民しんぶん」に、現在の京都市内の「橋」の現状の課題や対策状況などを紹介する記事があります。

その説明にあたり「ハシワタスンヤー」と言うウルトラマンに少し似た風貌のヒーローが登場します。ゆるキャラとも違うので、市が発行する市民しんぶんにしては、なかなかの設定だなと思います。ハシワタスンヤー=橋渡すんや、ということだと思いますので、ネーミングが関西弁なのも粋だなと思います。

 ハシワタスンヤーは市民の生活を支えること生きがいですが、最近肩こりがひどく衰えを感じているそうです。ヒーローにも体の衰えは避けられないのですね。ハシワタスンヤーの宿敵として怪獣ジシンガーとロウキュウカ星人が登場します。大人向けの記事内容ですが、これなら若者達も気になって目を通しそうです。内容はもちろん、キャラクター設定がしっかりしているところに、公的機関が発行している真面目さが感じられます。 

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 私はこの市民しんぶんを楽しみに待っています。これからもどんなキャラクターが登場するのか楽しみです。がんばれ、我らのハシワタスンヤー!

 

 

 

早めの桜まつり

 京都は雨の日が続いています。きれいに咲いた桜も、もう散り始めています。先週が開花のピークだったようで、桜を見るために海外からもお客さんがたくさん来ていたようです。

 4月の第1週目の週末は、市内の所々でさくら祭りが開催されていました。わが家は先斗町に近い「高瀬川さくら祭り」に行ってきました。開花予想よりも一週間ほど早い開催だったため、花を見ながら酒を飲むことはできませんでしたが、元・立誠小学校で行われたさくら祭りで、金魚すくいをしたり、町内会のお母さん達が調理したおでん、焼きそば、たこ焼きなどを思う存分いただいてきました。お母さん達の料理には、食いしん坊の血が騒ぎました。

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 お天気にめぐまれ、暖かい一日でした。古い校舎は現在、映画館やカフェになっています。この日は校内で似顔絵や手工芸品の販売などがありました。

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 50メートルくらいですが、舟で高瀬川を往復できるイベントもありました。しかも無料です。主に海外からのお客さんが楽しんでいました。

 高瀬川角倉了以、素庵父子によって開通された運河です。水深はかなり浅く十数センチです。そのため底が平らで喫水の低い高瀬舟と呼ばれる小さな舟が物流に使われたそうです。二条から四条には舟の方向転換や荷物の上げ下ろしを行う「船入」が作られました。現在は「一之船入」だけが史跡としいて残っています。

 近くを流れる鴨川に比べると小さな川ですが、河原町先斗町の間に位置していて、橋も多く、川に沿って桜の樹が植えらていてとても趣のある川だと思います。

 

 

 

 

御池通りのしぜんさん

 御池通りと堀川通りの交差点よりも西、二条駅方面に進むと「神泉苑」があります。通称名はしぜんさん、ひでんさん、ひぜんさんです。庭園のように見えますが真言宗の寺院です。

 こちらは元々、平安京造営の時に設けられた宮中附属の禁苑で、池に天皇や公家が船を浮かべ、歌や花、音楽を楽しむと言う、文字通り「貴族の遊び」の場だったようです。当時は現在の20倍もの敷地面積で、二条通りから三条通りまでを突っ切って南北500メートルもある大庭園だったそうです。百姓出身のわが家にとって、貴族の生活は夢のような話です。庭園は、大きな池がメインだったため、この通りは「御池通り」と名前がつけられました。

 どんな日照りでも池の水が枯れることがなく、「善女龍王」と言う龍神様が住むと言われています。仏教界のスター、空海が雨乞いを行なったお寺としても有名です。二条城がここらの一番の観光名所ではありますが、神泉苑はパワースポットとして有名だそうです。

 

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 赤い橋を渡る時に願い事を一つだけ唱えると叶うそうです。あくまで一つだけなので、厳選してから渡らなければいけません。煩悩だらけの私には難しい選択です。

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  龍神様にちなんでか、池にドラゴンボートが浮かんでいます。

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  日本で唯一の恵方社です。その年の恵方に合わせてこの社を回すようです。

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  池にはアヒルや鴨、鯉がいます。エサの自販機がありました。子供たちがどうしてもあげたいというので、エサを一つだけ購入しました。モナカに入ったエサがコロリと出て来ます。面白いシステムです。 週1でモナカを2つずつあげているわが家も、神泉苑の鯉達のふっくら具合に貢献していると言えるかもしれません。