日本とフランスのあいだ

雪国で生まれ育った親と、南米で育ったちびっこ達の生活記録です。筆者は、お笑いと福袋をこよなく愛す40代です。

図書館にお供する

「諸聖人の祝日バカンス」が無事に終了し、今週から幼稚園/小学校の授業が始まりました。
幼稚園生は、今期から2月まで、隔週火曜日に村の図書館に本を借りに行きます。そのため、バカンス前から、図書館まで引率可能な保護者を募集していました。毎日毎日、それはそれはぐうたら過ごしている私は喜んで立候補しました(^o^)/

実は同じ日に、長女の学年はラグビーの交流試合があるらしく、こちらも引率を募集していました。しかし、マラソン大会の時とは違い「求む、一緒にラグビーをしてくれる保護者」ということだったので、母の、そして日本のイメージを悪くしないためにも、ラグビー引率は立候補を控えることにしました。背が高いだけで、運動ができるのではなどと、とんでもない勘違いをされてしまうのですが、私の運動能力の低さは、みなさんが想像しているレベルの倍以上です…σ(^_^;) そのため、ラグビーよりも、無邪気で平和な小さき者達を図書館に連れて行く方がずっとよいでしょう。

先生から「図書館にいく日は絶対に遅刻しないこと!」とお達しが出たらしく、次女は前夜から早起きすると張り切っていました。また、子供達は前日までに各自の「図書袋」を先生に提出することになっていました。フランスのスーパーでの買い物には小さすぎて役に立ちませんが、日本のエコバッグは図書袋にちょうどいいサイズです。絵本が20冊くらいは入るであろうフランスのエコバッグを持って来ているちびっこもいました。
さて。幼稚園から200メートルほど離れた村の図書館に到着し、コートを脱いだら、早速本を選び、自分の気に入った本を先生に渡します。先生は、一人分ずつ図書カードに本の題名を記入していました。先生が全員の本をまとめて持って帰るために、ちゃんとショッピングカートを準備していました。さすがです。
なんと!ここで予想もしていなかった出来事がっ!先生が「どの本か迷ってたり、気になる本があったら、一緒に来てくれているママに読んでもらってね〜」と言ったのです( ゚д゚)
子供達にとっても、引率者にとっても楽しい時間です。しかーし!私には!本場のフランス人の子供に読み聞かせられるほどのフランス語力がなーーーい!ラグビーの引率を控えてまで、日本の面目を保つことに貢献したばかりなのに、まさか図書館の方でイメージダウンさせてしまうとは…。
卑劣だと思いながらも、私はより小さい年少さんを捕まえて、挿絵に沿ったような話をなんとな〜くして聞かせ、ページをゆ〜っくりめくりながらも、決して質問をさせる隙を与えないという技を駆使してなんとか切り抜けました。もはや読み聞かせではないことを、年少のちびっこ達も薄々気がついているはず…。2週間後の引率までに、少し練習しようかな(´-`)。


二列に並んで移動します。葉っぱや石ころなどの楽しい誘惑が待ち受けていますが、みんなちゃんと進んでいました。


次女が借りて来た本です。なんか見たことあるな〜と思っていたら、なんと日本の絵本でした!いわむらかずおさんの14匹のネズミシリーズです。無意識だったのかもしれないけど、やっぱり何か惹かれるものがあったのかもしれないなぁ(^-^)


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白塗り率高し!

近所のお友達がハロウィンに誘ってくれました。ブラジルの幼稚園では、年に最低でも5回は「仮装の日」なるイベントが催されていたので、わが家は子供用コスプレがいろいろあります。私も仮装は好きな方なので、ハロウィンと聞いて仮装好きの血が騒ぎましたが、引っ越し荷物のどこに愛しの仮装グッズが入っているかわからなかったので、今回は涙をのんでがまんしました。
ご近所のお友達は、スクリームの殺人鬼、オオカミ男、悪魔の仮装。毎度おなじみ、従兄弟のヤニスはスクリーム殺人鬼、ユーゴはドラキュラ、マエは魔女、イズマエルはスターウォーズ?そして、わが家のちびっこはかぼちゃオバケとウサギと言ったラインナップです。ユーゴは顔を白塗りにし、目の周りを黒く塗り、血を口元に描き、さらに牙の入れ歯をするという本気ぶりでした。彼とは、よき仮装仲間になれそうです。しかしながら、そんなユーゴが、「貸してあげる」とヨダレだらけの入れ歯を、何度も渡してくるのを、なんだかんだ言ってかわすのが大変でしたσ(^_^;)


知らない人の家のチャイムを鳴らすようなハロウィンは初めてだったので、私もついて回りました。もちろん頑なに出てこないお宅もありますが、みなさんアメちゃんをくれました。


中には‘ハロウィン大歓迎’と言わんばかりに、ドアに⬆︎こんなお人形を吊るして、合図してくれているご家庭もありました。


わが家に訪れた女子グループです。手に生首を持っているアイデアが素晴らしい。


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君は寝袋なのか?

予定より2週間遅れましたが、昨日の朝、無事に日本からの引っ越し荷物が到着しました(*´∀`)♪海外引っ越しはこれで4回目です。毎度、かなりの断捨離をしてから出国するのですが、それでも荷物がどんどん増えています。相方も子供達も、とにかくなんでも取っておきたがるタイプなので、家族がいない隙にどんどん処分しようと悪魔のようなことを考えています。捨てたことがバレないように、夕方にゴミ収集車が来てくれる、金曜日が狙い目です ε-(´∀`)

引っ越し荷物も到着したので、掃除に必要なものを調達に行きました。そこで布団なのか、寝袋なのか…?トラベル布団なる物を、自動車用品コーナーでみつけました。


ライザップコミット前のポーズで、トラベル布団を背負う相方。お値段は49ユーロ(約6,300円)です。

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長女「別れて生きる」という世界を知る

事実婚(準結婚/内縁)スタイルのカップルも多いフランスです。事実婚が特別なわけではなく、結婚していても、していなくても、愛が冷めて別れを選ぶ2人もいます。結婚していればdevice =離婚、事実婚の場合はsépareと言うことになります。sépareは日本語訳を調べたら「別居」と出て来ました。フランスでは、そのsépare / 別居後に正式に新しい家庭を持つ場合も多いので、日本の別居と言う感覚よりも、離婚により近いかなと思います。

このブログでもおなじみの、従兄弟のヤニスとユーゴ兄弟。ヤニスは現在CM2(小学4年生)、ユーゴはCE2(小学2年生)です。ヤニスのクラスでは、両親が一緒に生活している子は少数派です。クラス25人の半数以上の子供達は、両親が離婚または別居をしていたり、親御さんの新しいパートナー家族と暮らしています。ヤニスやユーゴはお友達を誘うと「それって、君のパパの家、それともママの家?どっちに行くの?」と、まずはみんなに聞かれるそうです。

小さな子供達が新しい環境を受け入れるのはたいへんな事だと思います。少しづつ理解したり、悩んだりしながら、前に進んでいるのかもしれません。フランスの子供達は、親の離婚や別居を、誰にでも隠すことなく話します。時々、そんなことまで聞いていいの?というような、事細かな事情まで子供同士で話しています。私はびっくりしてしまいましたが、話す方も聞く方もそれが普通で、誰かに話す事で少しづつ整理ができることがあるのかもしれず、そんな様子を見ていると、フランスの子供は、大人びているなと思わずにはいられません。

わが家の長女は、フランスに来てから初めて、家族が一緒に暮らしていない場合があるということを知りました。ある日、仲良しのお友達のジュリーが「うちは、もう別れたからママしかいないよ。」と普通に話したことで、えらく驚いて帰って来ました。その日、ちょうどお義父さんの家に預けられていたユーゴ小学2年が「離婚したんでしょ」とあっさりと長女に言ってのけました。「離婚」という言葉を知らなかった長女が「結婚したら、離れたりできないんだよ。」とファンシーなことを言い、ユーゴが「別れられるに決まってんだろ。」と応酬します。「じゃあ、子供はどうすればいいの。」と食い下がる長女に、ユーゴが「子供は、隔週末にパパの家で過ごしたり、ママの家で過ごしたりするんだ。バカンス中は半分づつ!」とトドメの一言を放ち、長女はそんな世界があったのか…としばし呆然としていました。

自分の人生を前に進めるために、人と別れる決断をするということは、他人には決して想像できない難しいことで、それでも決めなければいけないこともあり…。うまく言い表せませんが、生きていくのは楽しいけど、やっぱり1人だけではどうしようもなく難しいこともあるなと感じます。それでも、楽しい時には、いろいろ忘れて、笑って走り回っている子供達は、とんでもなくすごい存在だなと思います。

 

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家計簿を発見!

18歳で実家を出てから、一人暮らしは14年、家庭を持って約12年です。
子供の頃から、お小遣いはクリームパンとポテチにつぎ込み、学生時代のバイト代はラーメンとガストのチーズハンバーグにつぎ込み、会社員になってからは思いのままに買い食い、無駄遣いをたくさんして生きてきました。食べることだけは、いや寝ることもだけど…絶対に譲れない!
痴話喧嘩の最中だって、熱いものは熱いうちに食べたいので話にならない(°▽°)
そんなわけで、誰かと暮らすことは自分には向いていない、とちゃんと理解しながら過ごしていました。そんな私が家庭を持ち、夫が非常に現実的な人間なので、おかげさまで破産せずにすんでおりますσ(^_^;)
18歳の頃からつい最近まで!雑誌の付録家計簿、パソコンを利用した家計簿、外観が気にって買ったおしゃれな家計簿、袋分け家計簿、アプリタイプの家計簿とかなりの種類を試しましたが、どれも1年以上続いたことがありません。そんな私が決めたことは「もう家計簿はつけない!」という事です。⬇︎の商品をfnacで見かけて、使ってみたい…と思いましたが、なんとか買いたい煩悩を抑えることができました。ふぅ。「KAKEBO」とローマ字で書いてあったので、フランスではもともと家計簿文化はないのかもしれません。そんな、フランスでは新人のKAKEBOがどのくらい根付いていくのか楽しみです。