日本とフランスのあいだ

雪国で生まれ育った親と、南米で育ったちびっこ達の生活記録です。筆者は、お笑いとおにぎりをこよなく愛す40代です。

姉妹の性格の違い

 なんでも、電車の中の痴漢は「気が強そうな女性」は狙わないそうです。私は生まれてこのかた、痴漢に触られたことはありません。自分では気が強いとは思ってはいませんがその点から言えば、「気の強そうな女」に見えるのだと思います。本当は気が強いというよりガサツなのと、触りたいような対象ではないと言うだけなのでしょうが、痴漢に遭わずに済んだという点ではとにかくよかったと思います。

 わが家の姉妹は、長女が内でも外でも気が弱く、次女はかなりの内弁慶です。

 気の弱い長女は、空席が出るまで1年待ってやっと入れた学校のタップダンスクラブを、上級生から意地悪をされることに耐えられず、相手に嫌なことを止めてと言うこともできず、半年ほどでやめてしまいました。タップダンスをしたい気持ちよりも、続けたくない気持ちが大きかったようなので、無理して続けさせませんでした。

  逆に気の強い次女は、幼稚園で他のこども達に意地悪をしていないか、手を出したり、大声で威嚇したりしていないかとハラハラして、母はけっこうな頻度で次女の行動や態度を先生に確認しています。どうやら今のところ、次女が威張る対象は自分の姉だけのようです。

 贅沢にも「普通」に「ほどほどに」を望んでしまいます。気が強いのと、弱いのと、どちらが良いのかはわかりませんが、とにかく人様に迷惑をかけず、健康に育って欲しいものです。

鵺(ぬえ)を討った矢が祀られています【神明神社】

 筆者は大学を卒業してから台湾の会社に勤めていました。退職して10年ほど経ちましたが、今でも無性に台湾料理が食べたくなることがあります。いろいろ探して市街地に「台北城」という台湾料理のレストランを見つけました。そのレストランの隣にこじんまりとたたずむ神社があります。神明神社です。この辺りは神明町という住所になっています。

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 天照大神を祭神としていて、平安時代から人々の崇拝の社となっていますが、いつ創建されたのかは定かでないそうです。

 なんでも、近衛天皇の時代、頭は猿、尻尾は蛇、手足は虎の「鵺(ぬえ)」という怪鳥がいて、その怪鳥が毎晩空に現れ都を騒がせたそうです。そこで、弓の名手の源頼政が退治の命を受け、こちらの神明神社に祈願後、見事に怪鳥「鵺」を退治できたと伝えられています。 

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  鵺退治の時に使われた弓矢の「やじり」二本がこの神社の宝物として祀られていて、今でも祭礼の時に飾られるとのことです。ぜひ実物を見てみたいものですね。⬆︎(3枚目)写真が飾られていました。

 この神社は、厄除け・火除けの神と言われています。護国山立願寺円光院(天台宗)という寺によって管理されていましたが、明治初期の神仏分離令によって神社だけが残されたため、その後は神明町が管理しています。また、文子天満宮の祭神が戦後合祀されています。

 祭礼は九月の第二土曜日、日曜日とのことですので、鵺を討った矢が見られるのかもしれません。その時に、もう一度足を運んでみようと思います。

 ちなみに、ご朱印スタンプタイプのものが缶に用意されていて、300円奉納した方は持ち帰ってよいことになっているようです。

去りゆく名字

 日本の名字はバラエティ豊かです。佐藤さん、齋藤さん、鈴木さん、渡邊さんなどはクラスに2~3人いたりしますが、他の名字はかぶらないことも多いですよね。

 フランスではPetit(プチ)さん、Dubois(デュボワ)さん、Martin(マルタン)さんという名字がとても多いそうです。日本で言う佐藤、鈴木、渡邊と言ったところでしょうか。

 私の旧姓は、日本でもよくある名字ですが、結婚してから戸籍上の名字はフランスのものでカタカナになっています。日本には確実に1軒だけです。

 なぜ日本に1軒と断言できるかと言うと、わが家のフランスの名字はとても珍しく、なんとフランス国内にも2軒/2家族(?)だけなのです!

 パリの方に同じ名字のご家族がいらっしゃるそうですが、残りの1家族は私達になります。(お父さん宅、おじさん宅、わが家の3家族)そのため、ここで発表するとすぐに発見されてしまうので、書くことはできません。

 

 東日本大震災が起きた時に、フランス在住のお友達が、私の家族を心配して電話をくれました。彼女とは、昔からメールでやり取りしていて、電話番号を交換したことはなかったのですが、変わった名字なので電話帳で探して電話をかけたら、2軒目であっさり私が「もしもーし」と日本語で出たことに驚いていました。

 ちょっとさみしいことですが、そんなわが家の名字もあと50年もすれば消滅するでしょう。と言うのも、わが家の子供達は長女・次女の女子だけなので、フランスでも結婚すれば、名字が変わります。たとえ入籍しないとしても、そのこども(私にとっての孫)の名字は、お相手の方の名字と混合の姓となることが予測されます。フランスでは、子供は両親共の名字を名乗ることができます。≪佐藤鈴木 花子≫のように、名字を二つくっつけることができます。

 夫の妹は、結婚してすでにご主人の姓になっています。一方、夫の兄は入籍しておらず、内縁関係なので、彼らの子供達は既にお嫁さんとの混合の姓になっています。親戚も女性ばかりなので、この名字はどうやら本当に無くなってしまうようです。

 「婿に入る」的なことがあれば、名字も続いて行くのかもしれませんが、自由に生きるのがフランス人。わが家の名字も残り時間はあと少しです。

返却はどの国でも遅れるべからず

 ブラジルで長女が小学校2年生(日本では1年生)になってから、図書館で1週間に1冊本を借りられるようになりました。

  ブラジルの現地校に通っていましたので、ポルトガル語の絵本を借りて来ては、夜ご飯前にいつも楽しそうに音読していました。残念ながら、私には内容はわかりませんし、長女もうまく日本語に訳すことはできませんでしたが、「本を読む」と言う習慣はこれからも続けて欲しいものです。私も子供の頃から本が大好きだったので、彼女の読書好きはとてもうれしいことです。

 そんなある日、請求書が届きました!

 学校の図書館でも、本の返却が遅れると1日に着き0.50RS(約15円)の罰金を払わなければいけません。長女は、本を学校に持って行ったにも関わらず、ファイルとプリントに紛れてしまい、本が見つけられず図書の時間に返却できなかったそうです。そんなわけで、司書の先生から延滞料金請求の通知が来てしまいました。

 延滞したのは長女なので、ブタの貯金箱から小銭を出させて、オイオイ嗚咽しながらも、本人のお小遣いから支払わせました。それ以来、絶対に遅れないようになりました。

 最初は、私立の学校でなかなかの学費、諸経費を払っているのに、図書館の本の返却にまでお金を払わなければいけないものなか〜とびっくりしましたが、なにせ時間や約束にかなりルーズなブラジルですし、この学校に通っているのはブラジル人です。おそらく「罰金徴収制度」を設けなければ、本は1か月経っても、2ヶ月経っても、もしかしたら1年経っても戻ってこないことでしょう。

 失くしてしまったり、自分のものにしてしまう人がいるだろうというのもわかりきったことです。生徒から罰金を徴収しなければいけないのは、学校的にも遺憾だとは思いますが、しかたないのかもしれません。

 

 フランスの学校では無料で2週間本を貸し出してくれます。ブラジルで延滞料金を取られたことがきっかけで、決して返却が遅れなくなった長女ですが、やはり借りた物はなんでも期日まで返さなければいけないと身を持って学ぶことができてよかったです。

 

お寺案内マップにおどろく

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  平安神宮京都市動物園のある岡崎地区から、散歩がてら自宅に小1時間ほど歩いて帰りました。「仁王門通」を通って鴨川まで出られるので、小さな道を通ってみたかったからです。

 

  町内に「寺院案内図」が何ヶ所か設置してあるのを見つけました。なんと、この町内だけで55もの寺院があるようです!さすがは京都です。

 フランスでは各村に教会が1つはあるようですが、このように宗教施設が密接している場所はないのではないかと思います。

 無宗教と言われる私たち日本人ですが、京都の方々は違うのかもしれません。