日本とフランスのあいだ

雪国で生まれ育った親と、南米で育ったちびっこ達の生活記録です。筆者は、お笑いと福袋をこよなく愛す40代です。

パステル、家族内の格付け3位と思っている説

 わが家のアリエージョワ犬「パステル♂」は、9月21日に無事に1歳になりました。病気やケガをすることなく、すくすくと育ってくれてうれしい限りです。そんなパステル、どうやら、次女と私を家族内ランキングで自分よりも下位に位置づけているようです。犬はランク付けをすると言う話を聞いたことはありましたが、まさか大人の私を最下位に位置づけるとは Σ(-᷅_-᷄๑)

 先日、ゴミ収集日にゴミ箱を出そうと思ったら、門を開けたわずか0.5秒の間パステルが脱走してしまいました。「ぎえーっっっっ!!」と白目をむきつつ、すぐさまパステルを追いかけましたヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3
 走って行ったパステルのすぐ後に家から走り出たのですが、もう全く姿が見えません。これは、次女の通う小学校に行ったに違いないと思い通学路を進むと、クラスメイトのお父さんが、車の窓から「犬なら学校に走って行ったよ」と教えてくれました。ありがとう、アダムのパパ。
 そして、まんまと学校の付近でパステルの白黒の体を見つけました。「パステール」と声をかけると、なにゃらパステルが挑発的にこちらを見ています。追いかけると「鬼ごっこだ♪」と思って喜んで逃げるてしまうので、わざとゆっくりと近づきました。家族最下位の位置づけだって、こっちは人間の大人です。威厳を持って対応せねばなりません。もしかしたら、格付けが上がるかもしれないし…(゚∀゚)

 しかーし!あと30㎝というところで、パステルすごい早さで逃亡。「パステル、待ってよー。」「パステル、ちょと、待ってーー!」「パステル!待て!!」と叫ぶ私を振り返ることもなく、耳をパタパタさせて走り去って行く姿。家族内5位に格付けされている私では、ここまでなのかっΣ(゚д゚lll)
もう四半世紀も運動をしていない重い体をなんとか奮い立たせて走り続けると、今度は携帯が鳴りました。次女の友達のお母さんが「さっき、パステルが一人で私の家の前を走って行ったよ」と連絡をくれたのです。ありがとう、ロマンのママ。パステルは、私の目の前であなたの家の前を駆け抜けて行ったよ...。

 朝8時半、冬用のコートを着なければいけないほどに寒い朝でしたが、私は汗だくで走り続けました。こんな日にもヒートテックを着ている私は、コートまでぐっしょりと汗をかきました。さすがはユニクロヒートテック、見事な働きです。
 その後も、何度か1メートルまで距離を詰めることに成功しましたが、その度に耳をヒラヒラとなびかせて走り去って行くパステル。筋肉質な猟犬の早さは想像以上です。

 走り続けて50分、もう体力の限界です。とうとう、パステルは私の視界から消えてしまいました。パステルとは、いつか別れが来るだろうとは思っていましたが、まさか1年でもうその日がくるなんて。事故に遭わないか、夜はどこで眠るのか、ごはんはどうするんだろうとパステルのことが心配になりましたが、私の言うことなんて無視して走り去って行ったパステルよ(>_<)
 
 すっかり、意気消沈して自宅に帰って1時間後。座り込んでいると、お義父さんから「パステルみつけたから、車庫に入れておいたよ」と連絡が来ました!なんたる奇跡!!
 私が「今から引き取りに行きます」と言うと、お義父さんは「縄があるから引いて行くよ」と言ってくれました。10分後、パステルは藁で編んだと思われるバサバサの縄で首を引かれて無事わが家に戻りました。
 どうやら、家への帰り方は忘れたけれど、お義父さんの家の近くまで帰って来られたようです。誰かを呼ぶようにワオワオと鳴いていたそうな。とにかく、無事でよかった。

 私の言うことは全く聞かないアリエージョワ犬のパステル。
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 ご近所さんから無料で譲り受けたトランポリンは、パステルにやられてしまいました。
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