日本とフランスのあいだ

雪国で生まれ育った親と、南米で育ったちびっこ達の生活記録です。筆者は、お笑いと福袋をこよなく愛す40代です。

ジェネリック菓子

小学生の時に、週に200円お小遣いをもらっていました。そのお金で、バヤリースオレンジとカルビーのうす塩味を買ったり、レーズン入りクリームパンを買ったりして6年を過ごしました。結果、無邪気な同級生達は私をデブゴンと呼んでくれました σ(^_^;)
中学生になったら、お小遣いが月に2,000円にアップしました。その頃は、17アイスミスタードーナツに全てを捧げていました。おかげさまで、当時人気だったミスタードーナツのお弁当箱がたくさんたまっていきました。
高校生になったらもう少しだけ増えました。高校は山形市の繁華街に近い女子校に通っていましたので、帰り道に友達と買い食いするには絶好のロケーションでした(°▽°)
もっと他のことに気を使うべきお年頃でしたが、私はスーパーのお惣菜コーナーで惣菜とおにぎりを買ったり、フードコートで蕎麦を食べたり、たこ焼き、かき氷、ハンバーガーと日々違ったものを食べることができることに、この上ない喜びと青春を感じて生きていました。

このように。私は、18歳までのお小遣いのほとんどを買い食いに費やして来たのです ψ(`∇´)ψ 女子高生が皆、オシャレやダイエットに気を使っている頃、私は「今日の帰り、何食べようかな…。」と考えることに忙しく、食べたいものリストまで作っていた筋金入りの食いしん坊でした。そして、そのまま大人になってしまった私は、今もとにかく食べることが大好きで、また寝ることも好きです。本当にこれ以上無理!というくらいお腹いっぱい食べて、そのまま寝てしまうというのが現在の私にとって至福の時です ε-(´∀` )

自分がいかに食い意地が張っているかをわざわざ説明しましたが、私はとにかく「日本の食べ物」が好きです。フランスの焼き菓子やタルトなどには目もくれず、日々「日本の食べ物」に近いものを探しています ♪(´ε` )
やはり日本のものとは味が違いますが、ジェネリックジェネリック♪と言い聞かせて、おいしくいただいております。

⬇︎①ビックリマンチョコが食べたくなって買ったウエハースチョコレートです。チョコの部分がヘーゼルナッツチョコ味(ヌテラ味)なので、ビックリマンチョコと雰囲気は違いますが許容範囲。
②日本ではリッツではなくルヴァンを買っていましたが、サクサクのクラッカーのお菓子はフランスではリッツ以外に見かけません。夢はリッツパーティ…(°▽°)
③ピッコロが食べたくなって探したら、名前もピッコロで同じようなお菓子をみつけました。

⬇︎タラモペーストの代わりになりそうなものをみつけました。何語かわかりませんが「タラマ」と書いてあるし、ピンクだしと思い切って買ってみました。たらこをスモークしたもので作ったペーストなので、思った通り遠からず (^-^)v たらこスパゲッティにして食べました。

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フランスのゴミ箱の秘密を知る

渡ちゃんズは2012年〜2016年はブラジルに住んでおりました。現在はわかりませんが、当時のブラジルはゴミの分別やリサイクルがあまり進んでいなかったように記憶しています。何から何まで、同じゴミ箱に入れていたような…(p_-)
それら分別されていないゴミは、ファベーラ(スラム街)の住民達が縄張りを決めて、ゴミの収集車が来る前に急いで持ち去ります。なぜならば、分別してプラスチックやガラスを然るべき施設に持って行くと、リサイクルゴミ4キロに対し野菜・果物1キロを交換してくれる制度があるからです。現金と交換してしまうと、彼らはアルコールを購入してしまうことが多いので、食品と交換する方法を取っているそうです。先手を打っております。

2016年(後半)〜2018年(前半)は京都に住んでいました。京都は家庭ゴミの分別がとてもしっかりしていました。プラスチックゴミや瓶・缶は全てきれいに洗ってから出していましたので、もはやゴミは汚いというイメージを覆すほどでした。廃油や乾電池、蛍光灯などは中京区役所の玄関に設置されていたポストへ、使わなくなった子供服やおもちゃは区役所に寄付することができました。フランスに戻る前に、家具や家電はジモティで使っていただける方に無料でお譲りしてきました。日本は分別がたいへんだと最初は思っていましたが、その分ちゃんとリサイクルに活用されますし、適切に処分していただけるので素晴らしいと思います。

そして2018年(後半)から現在、フランスの田舎アヌシーでの暮らしです。
フランスのリサイクルゴミは、瓶ゴミ、紙・雑誌ゴミ、缶・厚紙・プラスチックボトルゴミの3種類です。プラスチックは、ペットボトルや牛乳が入っているプラスチックボトルのみの回収をしているようで、日本だったらリサイクルできるであろうプラスチックも、フランスでは燃えるゴミに捨てなければなりません。燃えるゴミとして捨てる度に心が痛みますm(._.)m

そんなリサイクルゴミ用のゴミ捨て場には、いろいろなタイプがあるのですが、アヌシーや近郊の村に、最近スタイリッシュなゴミ箱が設置されるようになりました。日本では見たことがないシステムのゴミ箱です。

⬇︎竹のような形をした筒の部分に、リサイクルゴミを捨てます。ゴミ箱とは思えないすっきり具合です。おフランス〜(°▽°)

このタイプですと、子供も楽にゴミを投棄できます。
一体、ゴミはどこに行くのやらと長らく不思議に思っていたある日!とうとう、ゴミの収集車と遭遇しました٩( ᐛ )و
強力なマグネットと思われる装置をリモコンで操作して、ゴミ箱を地中から抜き取ります。そして、ごみ収集車の上部までゴミ箱を移動させ、ゴミ箱の下方をパカっとこれまたリモコンで開いてゴミを回収していました!こうなってたのか〜。なるほど。


いつも不思議に思っていたことが解明されて、思わず一人でもおぉ〜とつぶやきましたヽ(*´∀`)

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中学校が決まってホッとしました

ヤフーニュースでも上がっておりましたが、とうとう我らが住んでいるフランスの田舎、オート・サヴォワ県にコロナウィルスの感染者が出ました。1人の方がコロナウィルスにシンガポールで感染したそうで、すでにその方の周りで11人の感染が確認されたそうです。恐ろしいスピードです…。マスクの装着や手洗いをしないことが普通のこの国で、このようなスピードで感染が拡大してしまうことを考えると恐怖です。しかしながら、まずは感染してしまった方々が一刻も早く快復されることを願っています。みなさんも、どうぞうがい手洗いを徹底して、くれぐれも気をつけてくださいね。

そんな中、長女が私立中学校への進学が決まりました。本人はその中学校に行きたかったようで、けっこう喜んでいます。志望の理由は、いとこのヤニスが通っているから遊べるかも、父親の出身校だから行ってみたい、給食がおいしいと聞いたからぜひ食べたい、学区内の公立中学校よりも家から近いなどなど、勉強には全く関係のない理由ですε-(´∀`; )
フランスの義務教育は小学校5年と中学校が4年です。長女は現在小学5年生ですので、小学校は今年で終了し、9月から中学1年生(フランス)=小学6年生(日本)に進級します。私は日本の教育しか受けていないため、あまりフランスの学校や受験についてはわかりませんが、長女本人の意思で受験することになりました。

9月から小学校5年生の新学期だったというのに、10月にはもう中学校の願書配布が始まりました。そして入学希望者は11月初旬までに願書+本人の志望動機書(手書き)+保護者の志望動機書(手書き)+小学校4年生時の成績表を提出し、「学校見学会」に必ずや参加しなければなりません。その後、まずは書類選考があり、書類選考で通った者のみが12月に面接試験を行います。中学入学の9ヶ月前には入学試験が終わってしまうというシステムで、筆記試験なし、昨年までの成績がものを言うので、今から為す術はなしです。

さすがは、私が日本で身につけた常識を見事に覆すフランス。見学会に行って学校側が堂々と発表していたのが!なんと!完全なる縁故優先制です (゚Д゚)
なんでも、中学校に兄弟姉妹がいる者が優先順位第1位。私立小学校に通学している者が優先順位第2位。(特に系列校でなくてもいいので、とにかく私立小学校)その後に定員に余裕があった場合はそこからやっと、一般の入学希望者の書類選考をするそうなんです。私には、このシステムがあまり公平だと思えないのですが、学校側が堂々と発表しているくらいなので、フランスではこんなものなのかもしれません。そして、さらに。さすがにおおっぴらにはできないようですが・・・優先順位第3位は、学校職員の関係者だそうです(°▽°)これこそ縁故中の縁故!

つまり、わが家の場合この時点でチャンスが遠のいております。しかしながら、願書を提出に行った時に同伴してくれたお義父さんが「中学1年に在学しているヤニス少年は、従兄弟です。それから、父親、叔父、叔母ともに卒業生です!」と事務所の方に直談判し封筒にメモを取ってもらっておりました。私では到底言えなかった「うちも縁故あります」宣言。ありがとう、お義父さん。

12月中旬には、同じ小学校のお友達で同校を受験する子供達の合格が続々と決まる中、「書類選考通ったよ」と言う連絡はわが家にはクリスマスを過ぎても来ないまま (´-`).。oO やはり、いとこでは縁故力が足りなかったのかもしれないと思い始め、なるべく家庭内で話題に上げないように努めていた1月に!「君の娘も面接をしてあげようではないか」と言う連絡をいただきました!

面接試験は約30分ほどで、校長先生直々に子供本人とのみ質疑応答が行われる形式でした。
質問内容は、「志望動機」「好きな科目」「苦手な科目」「宿題をするときの方法」「小学校と中学校の違いは何か」「習い事は何かしているか」「どんな本を読むのが好きか」「中学校で何をしたいか」「第2外国語は何を選びたいか」「その言語を選ぶ理由は」などなど。本人が、自分で考えて答えなければいけないことでした。
知らない大人が何を聞いても「わかりません」としか答えられない長女ですが、毎日おいしい給食を食べたい!いとこのヤニスと学校でも遊びたい!という熱意が彼女を奮い立たせたようで、面接試験では何とか持ちこたえました。日本の受験とは比べものにならない容易さですが、それでも無事に終わって母は安心しております。

 そんな長女は、給食のデザートにミニパフェやアイスクリームが出ると言う話を聞き、今から中学校の給食を何よりも楽しみに毎日を過ごしております(´∀`)

  
中学校の食堂です。フランスの給食は、各自の教室ではなく食堂に移動して食べます。人数が多いので、学年単位で時間交代制です。公立、私学関係なく、幼稚園児からこのシステムです。


体育館です。床が青いのが不思議です(°▽°)



教室です。引き出しの中には、教科書や文房具を置いて行ってはいけない規則になっています。


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ストライキをやめてほしいのですが…

誰もいない原っぱで、飼い犬と戯れる小学生。この写真の撮影はとある木曜日の午前中です。

平日の午前中に、公民館横の原っぱで小学生が一人で遊んでいる…。なにか違和感はありませんか?そうです!この小学生は、学校に行っていないのです∑(゚Д゚)

長女の担任の先生が、なんと!昨年末から毎週木曜日に個人でストライキをするので、長女(5年生)のクラスが休みになっているのです…((((;゚Д゚)))))))
同じ小学校内で、同じ学年でも他のクラスは普通に授業があると言うのに、毎週木曜日に長女のクラスは休みになるのです。お〜い、せんせ〜い…。
次女(1年生)の担任の先生は幸いにもストライキをする気はないらしく、滞りなく授業が行われております。➡︎これが次女には面白くないらしく、なんで自分だけ学校に行かなきゃいけないんだとブーブー言っております σ(^_^;)

例えばですが。アヌシー近郊の学校全部がとか、校内全クラスがストライキとかなら、まだわかります。
でも、長女の担任だけがストライキを行うと言う不思議。そしてそれが許されると言う不思議。しかも、アヌシー近郊の小学校は毎週水曜日が休みですから、木曜日も担任が休みを取ると言うのは、もう連休を楽しんでいるとしか思えない(°▽°) よって、長女は週に3日しか学校に行っていないのです。教師にストライキをする権利が認められているならば、子供にも授業を受ける権利と言うのが存在するのではないのだろうか〜。義務教育ですよ〜。

フランスは共働きが基本ですから、親はもちろん仕事があります。そのため、ストライキ1回目の時は無料で学童が解放されました。当然のことながら、クラスのほぼ全員が学童に行ったそうです。まぁ、当たり前のことです。
そしたら、2回目以降は『祖父母も近くにおらず、預け先がない、本当に学童の利用が必要な人だけ。まず村の役場に電話をかけて、なんで学童に子供が行かなければいけないか説明し、役場からOKが出た家庭の生徒のみ利用可』に変更になったのです。
「退職金がもっと欲しい」と言う欲望のために、振り回されている我ら…。主婦の私には学童に長女を預ける権利などなく、毎週木曜日はこうして飼い犬パステルと3人で過ごしております。フランスはこんなことがまかり通るんだなぁ。



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こちら、犬の母子手帳です

11月末からわが家の新メンバーになってくれたパステルを、獣医さんのところへ連れて行く日がやって来ました。
総合病院の緊急外来以外は完全予約制のフランスですので、もちろん動物病院も予約が必要です。わが村には獣医さんはおりませんので、少し発展している隣村の動物病院まで行って来ました。その動物病院は『馬・猫・犬』の専門です。ペットでお馴染みの犬と猫の他に馬というチョイス。先生のこだわりを感じます。

病院は完全予約制だけあって、待ち合い室には他に誰もいませんでしたが、受付の電話はジャンジャン鳴っておりました。なんと、固定電話4台を受付のお姉さんが一人で操り、「〇〇動物病院です。少々お待ちを」と言い放ち、即座に保留音楽を流しておりました。相手に「もしもし…」と言う隙を与えずに強制的に保留音楽を聞かせるシステムです。
受付のお姉さんは、電話が4台もあるので、もはやどれが先にかけてきた人かもわからない様子でした。さすがはフランスだ…(´∀`)

イギリス人の獣医の先生に2種類の予防接種をしていただき、健康であることも確認できたパステル君。たった1ヶ月で急激に大きくなって、私はとってもびっくりしておりますが、楽しく暮らしています。


⬆︎犬の母子手帳と身分証明書です。パステルを譲ってくれた猟師さんは、これを14冊も持っていたんだなぁ…。


⬆︎11月末にはまだ赤ちゃんだったのに、12月にはもうこんなにも筋肉質に!さすがは猟犬です。


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