日本とフランスのあいだ

雪国で生まれ育った親と、南米で育ったちびっこ達の生活記録です。筆者は、お笑いと福袋をこよなく愛す40代です。

オールド・イズ・ニュー

 フランスでCOVID-19と呼ばれるコロナウィルスが原因の軟禁生活も1ヶ月を過ぎました。しかし私は、元々村から数ヶ月に一度出るくらいの生活を2年間続けており、以前から食材の買い出しも1週間に一度ほどでしたので、あまり変化も感じておらずのんびりと暮らせております。
 
 わが家のフランス人も1ヶ月前に在宅ワークに切り替わりました。まあ、家にいるとは言ってもスカイプ会議などがあるため部屋にこもりっきりで、子供達のお世話や家事などができるわけではありません。私は、なんとか子供達の課題を手伝いながら、掃除、洗濯、炊事、買い出しにパステルの世話をする日々。家事量は増え、自由時間が減り、今日もかーちゃん大活躍と自画自賛しております٩( ᐛ )و
 
ところで、私は買い物が苦手です。フランス生活で一番嫌いな家事と言っても過言ではないでしょう。(ちなみに、日本のスーパーやコンビニ、宅配サービスやネットショップなどは大好きです。)
 カルフールに行く度に、広大な店内を、アメリカ映画でよく見るあの大型カートに、48ロール入りのトイレットペーパーや、3kgパックのスパゲッティ、1kgのシリアル、6連パックのクッキーなどなど、とにかく大容量の商品を積み込んで、はぁはぁ言いながら買い物をするのが非常にめんどくさいのです。(大量に買えば割安なのでありがたいわけですが…。)そんなわけでなるべく買い物に行く回数を減らす努力をしているわけですが、そんな努力が裏目にでる事件が起きました!

 な、なんと!わが家の食料庫にネズミが長期滞在しているようなのですΣ(゚д゚lll)
 そう言えば…。1ヶ月ほど前にリビングで走るネズミを目撃し、夫と深夜2時までかけて確保しました。そして、無駄な殺生はいかんと外に逃がしてあげました。小さな手足でかわいらしい顔をしていたなぁ〜(゚∀゚)そのネズミと同一人(鼠)物かどうかはわかりませんが、とにかく食料庫にネズミが滞在しているのです。これは、わが家にパステルが来てから、夜になるまで車庫を開けっぱなしにして自由に出入りできるようにしたことが原因と思われますε-(´∀`; )

 2週間ほど前に米粉を使おうと思って食料庫(カーヴ /Cave)に取りにいったところ、米粉の袋が破れておりました。その時は、袋が劣化したのかもしれないと思い気に留めませんでした。しかーし!先週になって、いろいろな食材の袋が破られており、しかもま~るく囓られており、これはネズミが楽しく暮らしているに違いない!と遅ればせながら気がついたわけです∑(゚Д゚)
 その被害は…覚えているだけでも、麦茶、大豆、小豆、だしパック、にぼし、鰹ぶし、お好み焼き粉、サーターアンダギーの粉、トルティーヤ、薄力粉、そば粉、チキンラーメン、ラ王などなど。貴重な日本食材を中心にやられているではないかっ!これは、コロナの影響で今年は日本に一時帰国のできないわが家にはかなりの痛手。1ヶ月前に、無駄な殺生はいかんと情をかけていたことも忘れ、ネズミ相手にフツフツと怒りが込み上げてくる、大人気のない44歳。

 まずは、ひっそりとわが家を去ってくれることを願い、貴重な日本食材を運び出し数日様子を見ました。日本食材は守られたと安心していたのですが、今度は小麦粉を2キロやられてしまいました。小麦粉は現在フランスで非常に手に入りにくくなっているということを忘れておりました。全部一緒に運び出せばよかった…。
 小麦粉に思い入れがあったとは思えませんが、ひっそりと引っ越しをしてくれるのを待とう自分で提案した夫が「ネズミ、ムカツクネ」と静かにつぶやき、カルフールにネズミ退治の道具を買いに行く!と鼻息荒く出て行きました。
 1時間後…。てっきり、毒入りの餌とか、ネズミがきらいな臭いのスプレーとか、ネズミホイホイ的なものとか、なんらかの現代的な罠を買ってくるのかと思いきや。夫が買ってきたのは!まさかのトムトジェリーでお馴染みのネズミ捕り∑(゚Д゚) 彼はチーズを小さく切って罠に挟んでおりました。

本当にこんな、漫画みたいなものにネズミがひっかかるのだろうか?令和2年の現在も、このタイプのねずみ取りが主流だと知った今日この頃。世界は広い。オールド・イズ・ニュー…。

⬇︎カーヴに、このように食料品をストックして生活しております。

⬇︎インスタント味噌汁の袋は志半ばで諦めたようですが、ま~るく囓られた痕が(*_*)

⬇︎初めてお目にかかる、トムとジェリー式ネズミ捕り。


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